実地指導

2013年10月13日の指導の一部です。

今日は、稲刈りの指導です。まず、稲刈りの適期ですが、1本の稲穂(籾)
の茎の部分が先端から3分の2くらい黄土色に枯れてきて、1株の稲穂の
3分の2がそのような枯れた状態で、なおかつ水田全体の3分の2がその
ような枯れた状態になった時が、稲刈りの適期です。写真の稲は、赤米の
もち米ですが、稲刈には少し早いですが、実習のために、また、イノシシの
害も考慮して、少し早いですが、稲刈りを行いました。
稲刈りは、右利きの人は、3、4列を右から左に、稲株の大きさにより2株か
3株を刈り、左側に置きます。稲の掴み方は順手で、写真の位置を掴みます。
 
刈った稲を左側に置きます。 2回目に刈った稲を、クロスさせて置きます。
 
同 結束するときに、クロスさせた部分を結束するようにします。 3回目に刈った分を
 
真ん中において、1束とします。はざ掛けする時に、稲束を1:2に分けて掛け
ますので、この作業が必要です。
あとの作業のことを考えて、人が通れる間隔に刈った稲を置くようにします。
 
結束用の藁を3,4本斜めに置いていきます。 稲束の結束です。藁3、4本を、手のひらを上にして、根元の方を右手に持ち
ます。
 
右手を手前に、上から被せます。 持ち上げて、ひっくり返します。
 
時計周りに 軽く締めます。
 
右手を離して 右手を持ち直して、さらに時計回りに締めて
 
最後に。親指で押し込みます。
 
完了 はざ掛けです。南北の方向に稲木を立てます。
 
足は、平行に立てるのではなく、ハの字型に立てます。 小槌で杭を打ち付けます。
 
結束用の縄は、取り出す方向を間違うと、絡んで難儀します。写真の逆方向
に抜くと絡みます。
縄を1ヒロ(1.6mくらい)くらいに切り、結束します。
 
両端に、支えの杭を打ち込み、縄で括ります。 稲束を1:2(手前が1)に分け、稲木に掛けます。結び目は外側にします。
 
次に逆方向に1:2に分け掛けます。
 
このように交互に掛けていきます。
 
端の方は、数本の茎を結んで、ゆるまないようにします。 最後に、すずめ除けの糸を張ります。
 
完了です。 小麦のばら蒔きです。適期は11月ですが、実習のために蒔きました。
蒔く量は、1反当たり8升。100u(1アール)当たりだと8合です。
 
均一に蒔くようにします。 最後に、鋸鎌で草の茎を残さないように、丁寧に草を刈ってその場に敷き
ます。これで収穫まで何もしません。
 
ニンジンの間引きです。 同 5cm間隔くらいに間引きました。
 
にんにくの手入れです。 2条の内側だけ草を刈りました。
 
九条ネギ 少し土寄せしました。 サニーレタスの苗の植え付けです。
 
ネギの草対策を兼ねて、ネギの近くに植え付けました。 白菜の間引きです。