川口由一さんの実地指導

2010年11月14日の指導の一部です。

この日は、稲刈り、はざ掛け、脱穀の実習の予定でしたが、 稲は、イノシシに全て倒され、籾は食べられてほとんど残ってない状態で、稲刈りができません。赤目自然農塾20年の歴史の中で、この時期に実習田で稲刈りができなかったのは、一度もなかったのですが、凄まじいイノシシの猛威です。
 
先月稲刈りをして、はざ掛けしていた稲も、イノシシに引きずり降ろされ、食べられました。脱穀の実習は近隣の自然農の稲で実施しました。 足踏み式脱穀機での脱穀です。稲を乾燥するはざ掛けの期間ですが、ここ赤目では1ヶ月くらい稲を干す必要がありますが、慣れてくれば、穂を手で触って乾燥具合がわかるようになるそうです。乾燥不足だと、梅雨時にカビが生えますので、充分乾燥させます。乾燥期間は、地方によって異なります。例えば、海に近い地方だと早く乾燥します。数粒の籾を玄米にして、歯で噛んで割れる状態だとOKです。あるいは、農協の水分計で計ってもらう、あるいは、ご近所の農家に聞く等して、乾燥期間を決めます。
 
二人でこいで作業を行うと、手際良く進みます。 脱穀機にかけた籾を、篩にかけて、大きな藁くずを取り除きます。
 
篩にかけます。
 
篩にかけた藁くずに少し籾が残っていますので、槌で叩いて籾を落とし、再度、篩にかけるようにします。
 
ござを四つ折りして、籾を運びます。 上を3重にして、
 
上の3重の部分を持って、 箕に入れます。
 
唐箕にかけて、小さな藁くず等を飛ばします。
 
右側は実入りのいい籾、左側の2番桶には軽い籾、粃(しいな)が出てきます。 唐箕にかけた籾を袋に入れます。
 
袋の結び方です。上から折っていって、 紐を結びます。
 
袋に紐が付いていない場合、縄等を折り込んでもできます。
 
最後に、縄を結びます。 裸麦の種まきです。イノシシに田んぼ面を荒らされ、少し凸凹になっているので、草を刈って、一旦外に出し、凹凸を修復します。
 
高いところの土を削り取って、 低いところを埋めて、平らにします。
 
裸麦の種です。播く量は、100u当たり8合です。 裸麦の種を均一に播きます。
 
麦を播いたあと、冬草を茎を残さないように丁寧に刈ります。 溝も修復します。
 
外に出した草を戻します。
 
これで、6月の収穫まで何もしません。 イノシシに水路も崩されていましたので、修復しました。
 
玉ねぎの植え付けです。まず、畝の草を刈ります。 里芋の土寄せで、畝に凸凹があったので、かまぼこ型に修復しました。
 
完了 刈った草を戻し、被せます。
 
この畝は幅が広いので、株間15pで5条に植え付けました。 玉ねぎは背丈が低く、春になると草に負けますので、こまめに草刈りが必要です。