川口由一さんの実地指導

2003年12月7日の指導の一部です。 

小麦の種まきです。100u当たり8合を播きます。10月、11月と小麦を播きましたが、ここ赤目では、12月中旬まで播くことができます。10月は少し早すぎて厳寒期に大きくなりすぎて、寒さで葉がやけてきます。
ここは水田ですが、4m幅に区切った溝が、浅くなっていたので、この時期に溝を深く整えました。土は畦に敷きました。
この場所は、冬草がほとんど生えていませんので、枯れ草の下に小麦の種が落ちるようにします。冬草が生えていれば、刈るようにします。
この場所にも小麦を播きましたが、ここは冬草がかなり生えていますので、丁寧に草を刈ります。特にからすのえんどうは丁寧に除草します。 この場所は、苗代を作ったところで、周りより低くなっていたので、土を足して高くしました。そこにハダカムギを播いています。それ以外の場所は11月に小麦を播いており、芽がでています。
この場所でとれた稲藁を撒きます。こうすることによって、すずめに小麦を食べられることを防ぐことができます。 11月に小麦を播いたところにも、藁を撒いておきます。
 
里芋の手入れ。里芋は寒さに弱く、ここ赤目では厳寒期に腐ってしまうので、2月まで徐々に掘り上げていけるよう保温します。 里芋の茎を刈ってしまって、土を被せます。
 
種芋をとるところは、被せた土の空気を抜くため、十分に踏み固めます。 藁を被せます。
 
雨避けに藁を立てます。 ほかの場所は、籾殻を撒いて保温するようにします。この場所は、徐々に掘り上げていきます。
 
藁を立てたところは、冬越しさせて種芋にします。 先月植え付けた水菜に、補いに油粕とぬか半々を撒いています。
 
えんどうの支柱立てです。 縄を張って、藁をくくっていきます。えんどうのつるがこの藁をつかんで上に伸びていきます。
 
たまねぎの植え付け。15センチ間隔くらいで植え付けていきます。地上部で球が大きくなっていきますので、深植えすると球が太りません。 補いに油粕とぬか半々を撒きます。
 
きゃべつの苗の植え付け。 そらまめ そらまめは移植できますので、芽がでていない場所は、他の場所から補植します。