実地指導

2015年2月8日の指導の一部です。

2月は、赤目自然農塾の始まりの月です。今年で25回目を迎えます。 自然農で使用する道具の説明です。まず、クワですが、刃と柄の角度が、
90°、60°、45°くらいのものがありますが、真ん中の60°ぐらいのもの
を選びます。90°ぐらいのクワは、開墾用です。45°ぐらいのクワは、
畝作り、溝の土上げ用です。60°ぐらいのクワが万能です。
柄の長さは1m20cmから1m40cmくらいで、刃が厚く、重いめの、鍛冶屋
さんの作った鋼鉄製で、刃が擦り減ったときに付け替えができるものが、
最良です。このようなクワは、赤目の近辺では、国道165号線沿いの井上
植物園(名張市)
、あるいは、福岡県のみみず屋さんで売っています。
重いクワは、作業はクワがするので、その重さを利用してうまく働かせ
ます。軽いクワは、あまり仕事をしてくれませんので、すぐ疲れます。
 
次に鎌ですが、鋼製の鋸鎌を使用します。ステンレス製は錆びませんが、
滑って切れ味が劣ります。
最後に、スコップです。スコップは木の柄の大きなものを選びます。また、
金属の柄もありますが、木の柄のものを選びます。また、小さなスコップも
ありますが、小さなものでは、仕事をしてくれません。
 
あと、作付縄もよく使用します。 玉ねぎの手入れです。玉ねぎは背丈が低く、草に負けやすいので、早い目
に除草します。
 
丁寧に根元から除草します。 最後に、補いにヌカ・油粕半々を撒きます。
 
えんどうの支柱立てです。まず杭を打ち付けます。縄で内側に引っ張られ
ますので、両端は支えの杭を打ちつけます。
 
しの竹3本を1組にして、エンドウの間に立てます。 縄を張ります。
 
縄に稲藁を結びつけます。エンドウは稲藁にツルが巻き付いて上に伸びて
いきます。
結び目です。
 
1段目完了です。エンドウが上に伸びてきたら、2段目、3段目を設置します。 畑の畝立ての実習です。この場所は、1年間放置されていて、草がいっぱい
生えています。
 
まず、草を刈ります。 刈った草は、一旦外に出します。
 
元々あった3本の畝はそのまま残し、山側だけ、水が溜り、湿り気が強い
ので、枕畝を立てて湿気を絶つようにしました。
紐を引っ張って、スコップ幅より少し広めに、溝を掘ります。
 
 
枕畝の溝掘り完了です。 畝の溝、畝の窪みを整えます。
 
補いに、ヌカ・油粕半々を撒きます。 最後に、土を裸にしないように、最初に刈った草を戻します。
 
完了です。