川口由一さんの実地指導

2005年3月13日の指導の一部です。 

えんどうの補植です。この場所に1列にえんどうを植えていましたが、3,4株しか芽が出ていなかったので、右の写真の芽が出ていないところに補植をします。スコップで根を切らないように大きめに掘り出します。 スコップで穴を掘ったあと、補植します。
 
たまねぎの除草です。たまねぎはこの時期に草が多いと、この後の成長が悪くなります。草はきっちりと、根元から切り取り、そこから生えてこないように除草します。 水田の修復です。3つに区切っている水田の修復を行います。まず、除草して草を外に出します。
 
3つの水田の真ん中の水田が低くなっているので、少し高くします。 畦の幅が広すぎるので、半分くらいの幅に修正します。
 
畦の土を他の畦に持っていきます。 水路にスコップを入れて、修正します。
 
水路の土を田に上げて乾かします。この場所は少し低いので、土が乾いたら、この土を敷くようにします。 奥の方から水が来ますので、水田に水を張るときは、右の水路に板を差し込んで、奥の田から水を張っていきます。整地ができた両端の水田には、草を被せます。
 
 
先月、修正した畝に、ジャガイモを植え付けます。ジャガイモは30g〜40gになるように、大きければ切ります。写真はメークインで、横に切っていますが、芽が均一になるように縦に切ってもかまいません。切り口に灰を塗る必要はありません。できれば2日ほど前に切って、切り口を乾燥させてコルク質にしたほうが腐りにくいですが、切ってすぐに植えつけても特に問題はありません。
 
 
40cmくらいの間隔で置いていきます。 鎌で、植え穴を掘ります。草、笹の根を切るようにします。
 
切り口を立てて、植え付けます。切り口を立てることによって、切り口が濡れず、腐りにくいとの配慮です。 この日修正した畝にアンデス芋を植え付けています。このアンデス芋は、春、秋の2度植えが可能で、自家採種が可能です。
 
 
補いに、油粕、ぬか半々を撒きます。この補いは、肥料を撒いているように見えるかもしれませんが、昔の農家では、どこでも菜種油を自家採取しており、油粕、ぬかはその土地から採取したもので、他から持ち込むものではありません。 草を被せます。土を砂漠化せず、虫たちが生活できるようにします。
 
ごぼうの筋蒔きです。まず、くわで表面の草を削り取ります。 草を削り取ったら、2,3センチ耕起します。
 
均一に覆土できるように、くわで鎮圧して、平らにします。 ごぼうの種を播きます。播く量は、7,8メートル畝の長さで、市販の種2袋くらいです。芽がでたら、適当に間引いていきます。
 
2,3ミリの厚さに覆土します。この場所で、昨日長ネギを堀り上げた土を覆土に利用しました。 鎮圧します。
 
最後に、草を被せます。 レタスの植え付け。
 
かぼちゃ、すいかの植え付けの準備です。来月種を播きます。1.5m間隔くらいに、周囲の土を集めて、高くして、鞍を築きます。 油粕、ぬか半々を撒いて、そのあと、草を被せておきます。