川口由一さんの実地指導

2002年5月11、12日の指導の一部です。 

土曜日の共同作業です。この日は、駐車場の前の道が、雨が降ると川のようになり、土が流され、深くなっていくので、低い部分に石(主に川から採取)を敷いて、石畳のようにする作業です。石1個に1穴を掘ってその石を固定していく、手間のかかる作業です。 5月12日(日)撮影 1ヶ月前に籾をおろした水稲の苗代の除草です。稲の苗が4cm〜5cmになったら除草を行います。今年は暖かいので、近年では一番成長が早いようです。この時期に除草を行わないと、苗が草にうずもれて、負けてしまうので、非常に大事な作業です。また、時期が遅れて草が大きくなると根もかなり張っているので、除草するとき稲も掘り起こしてしまい、作業がうまくできません。
 
同 なれないうちは、イネ科の草と稲との見分けがつきにくい。稲の葉は細くて硬いのが特徴。 補いにを撒きます。ヌカだけでもかまわないのですが、この日は、ヌカと油粕を半々に混ぜて撒きました。これをしないと苗の成長が悪くなるそうです。反対に撒き過ぎると栄養過多で稲が軟弱になり、イモチ病が発生したりするそうです。
 
 
最後に、小動物に荒らされないように笹の枝等で囲います。 まだ、芽が出ていませんが、1ヶ月前に植え付けた、里芋の補いです。やはりヌカと油粕を半々に混ぜたものを少量撒きます。
 
 
じゃがいも、除草と芽かきです。1ヶ月に1回の作業ですので、芽かきの時期としては、遅すぎますが、茎2本を残し、あとは抜きます。このとき抜いた根にはもう小さないもが付いていました。 つるむらさきの植え付けです。つゆむらさきは、夏場の野菜の少なくなった時期に収穫できるので、夏場に食する貴重な野菜です。
 
 
ねぎの手入れ。ねぎぼうずができて、とうがたって食べられないので、種とり用に数本残して、あとは、5cm程茎を残して切り取ります。そこからまた新しい葉がでて食べれます。 きゃべつの植え付け。地方で自然農をされている方が苗を送ってくれたそうです。草を刈って、鎌で植え穴を掘って、植え付けます。
 
 
同 植え付けと補い。補いは、ヌカと油粕半々を一握り苗の近くに置く。 かぼちゃの手入れ。1ヶ月前に種を撒いたかぼちゃ。種5粒を撒いたので、成長のいい2〜3株を残して、あとは間引く(切り取り)。最終的には、1株にする。くら築きした苗床は除草(抜取り)し、その周りも除草(切り取り)しておく。
 
 
同じくすいかの手入れ。すいかの方は、かぼちゃよりかなり成長が遅い。苗床の除草(抜取り)を行う。 陸稲の直播。除草し、夏草の種が多い表面の土を削り取る。
 
 
くわをななめにして、V字型に溝を掘る。 くわの裏をを使って、転圧。
 
 
籾を撒く。撒く量は3cm〜4cm間隔だったと思います。 くわを使って、覆土をする。いろいろやり方がありますが、今回はかなり荒っぽいやり方をしています。
 
 
くわの裏を使って、転圧。 最後に刈り草を被せる。