川口由一さんの実地指導

2006年5月14日の指導の一部です。

たまねぎの除草です。たまねぎは、丈が低く草に負けますので、除草は草の根元を鎌で刈ります。草の刈り方は、根元からきっちりと刈る、根から少し上を刈る、もっと上の方を刈る等の方法がありますが、作物、シーズン等に応じて、刈ります。例えば、梅雨の空けた後のなすの除草の場合は、乾燥を防ぐために、草は、上の方を刈るようにします。 苗代の除草です。まず、獣害除けの笹の枝を取り除きます。
もぐらが入って、土が浮いていましたので、手で押さえます。 草は手抜きします。草を抜くとき、土が持ち上がらないように、鎌で根元を押さえて草を抜き去ります。根が横に張って抜くことができないような草は、根元で切り取ります。
 
草を抜き取った後に、補いに、ぬか・油粕半々を撒きます。撒く量は、先に播いた籾の量の倍くらい、ここでは、2合くらいを撒きました。 最後に、まだ、このときの状態では、稲の芽が4、5センチくらいで根元に籾が付いており、すずめの被害を受けるので、笹の枝を被せます。このときは、稲の芽を押さえ付けない配慮で、笹の枝を浮かせて被せています。
 
完了です。 新しく、地元農家から借りた水田へのぬかの補いです。この水田は、2年間は耕作していませんが、その前は、化学肥料を使っており、土地がやせているので、1反(1000u)当たり、200kgくらい撒きます。まず、土地の凹凸があるので、平らにならします。
 
ぬかを撒きます。 畑の手入れです。この時期は、草が一気に伸びて、月1回の手入れではつらいものがあります。じゃがいもの除草です。このあと、芽かき(2芽残し)をしました。
 
これは、レタスの除草です。 ここは、かぼちゃを植え付けた所です。右のほうに1つ芽が出ています。
 
ここは、芽が出ていなかったので、すいかの種を播きなおしました。 草を被せて完了です。
 
ここも、芽が出ていなかったので、かぼちゃの播き直しです。 キャベツの除草です。
 
 
だいこんの除草と間引きです。 ここからは、午後からの実習です。私は午後からは田畑を回る役目がありますので、撮影を「かぎしっぽ農園」の伊藤さんにお願いしました。コメントの内容も伊藤さんにお聞きしています。これは、モロヘイヤの種まきです。株間は40cm程度で、種はパラパラと播いていたそうです。
 
これは、もちとうもろこしの種まきです。株間30cm程度で、3粒播きです。芽が5〜10センチに程度になったら1本立ちにします。 これは、ゴーヤの種まきです。千鳥の2条で株間25〜30cm程度に4粒播きをしようとしたのですが、購入種の数が少なかったので1箇所2粒程度まで減らしていました。また、株間につ いては、ゴーヤは繁るので30,40,50と広くても問題無いそうです。
 
草を被せて完了です。