川口由一さんの実地指導

2007年5月13日の指導の一部です。

苗代の除草です。ほうっておくと、稲の苗が草に負けますので、草を抜きます。 広葉雑草は、容易に見分けがつきますが、イネ科の雑草は、最初は見分けがつきにくいものです。稲は、針のようで、茎が固いですが、同じイネ科の稗は、茎が柔らかです。
 
丁寧に、草を抜きます。抜きにくいものは、鎌で切り取ります。 補いに、ぬかを撒きます。撒く量は、播いた籾の量の7倍弱くらいで、この苗代には、0.6合の籾の量でしたので、4合くらいのぬかを撒きました。
 
最後に、発芽した稲の苗には、まだ籾が付いていて、鳥に食べられる可能性がありますので、鳥・小動物よけに笹を被せておきます。 野菜苗床(とまと、なす、かぼちゃ等)の補い。ぬか、油粕半々を撒きます。
 
苗の葉の上に乗ったぬか・油粕は、草等で払って落とします。 にんじんの除草です。除草したあと、3センチ間隔くらいに間引きしておきます。
 
しょうがの植え付けです。3芽くらい残るように、手で折って分けます。 株間は、畝の長さに合わせて、適当な間隔にします。
 
鎌で掘って、植え付けます。 植え付けは、横向きにし、深さは、しょうがの厚さより少し、深い目に植え付けます。
 
ごぼうの除草です。ごうぼうは、あまり発芽していませんでしたので、この日、再度、筋まきをしました。 だいこんの除草です。
 
たまねぎの間に播いた、かぼちゃです。かぼちゃの苗の周りの草を刈ります。
 
玉ねぎの間の草をすべて刈ると、うりばえにかぼちゃの苗が食べられるので、周りの草は刈らずにおきます。 エンサイの点播です。
 
5粒の種を播きます。
草を被せます。 完了です。エンサイは、夏の野菜の収穫が少ないときに、収穫できるので、重宝します。
 
200人を超える参加者です。 うり類のあんどんの作り方です。周りに草がたくさん生えていれば、うりばえに苗が食べられることはあまりありませんが、畝を作って間なしときなど、周りに草が少ないときは、あんどんで苗を囲わないと、うりばえに食べられます。
 
米袋を半分に切って、使用します。 じゃがいもの、除草、芽かきです。
 
除草します。 芽かきです。4,5本の芽が出ていますが、そのままにしておくと、小さないもがたくさんできるので、芽かきします。芽かきには、少し大きくなりすぎています。もっと小さなときが適期です。
 
2芽を残して、他は、根元から抜きます。 今年から借りた、上の田の水田です。2,3年前まで慣行農法で稲作していたため、土地が痩せているので、1反当たり150kgくらいのぬかを撒いておきます。