川口由一さんの実地指導

2013年5月12日の指導の一部です。

今月の実施指導は、水稲の苗床の手入れと夏野菜の種降ろしです。
川口さんの足元は裸麦です。
1カ月前に籾降ろししたお米の苗代の除草です。放っておくと、草が占領して
、お米の苗が草に圧倒されますので、大切な作業です。
まず、鳥除け、小動物除けに被せた、木の枝を取り除きます。
 
お米が2,3cmほどに発芽していいます。 雑草を抜きます。
 
お米と雑草の区別は、その姿で覚えるようにしますが、姿のよく似た稗と比較
すると、お米は、触るとしっかりしている、堅い、茎が扁平などの特徴がありま
す。また、お米は、抜いてみると根元に籾が付いています。
除草完了。
 
補いに、ぬか・油粕半々を撒きます。撒く量は、籾だねの3倍くらいが基本
です。この作業は、朝露が付いているときとか、雨の降っているときは、
ぜったいにしないようにします。葉に付着して苗を損ねます。
葉にぬかが付着してたら、払い落しておきます。稲わらや長い草などを使って
払い落しますが、なければ手で払っても結構です。
 
補い完了。 最後に、まだ、苗の根元に籾がついている状態で、鳥の害を受けるので、
鳥除け、小動物除けの枝を戻します。
 
完了です。 オクラの種まき(点播)です。まず、紐をひっぱります。チシャの間に播くことに
しました。
 
株間35㎝くらいに、土をほぐして、草の根などを取り除きます。
 
オクラの種3~5粒を播いて 指で押さえてから土を被せます。
 
手のひらで鎮圧します。 乾燥を防ぐため、草を被せます。
 
完了です。発芽したら、最終1本に間引きます。 こちらは、エンサイ(空心菜)の種まき(点播)です。まず、紐をひっぱってから、
株間35㎝に目印の棒を立てています。
 
株間35㎝に、鋸鎌で土をほぐして、草の根などを取り除きます。
 
エンサイの種6~7粒播きます。 指で押さえ付けて土を被せます。
 
手のひらで鎮圧してから、草を被せます。 完了です。発芽したら、最終1本に間引きます。
 
エンサイをもう1条播いて、2条植えにしました。 モロヘイヤの種まき(点播)です。まず、紐をひっぱります。
 
株間70cmで鋸鎌を使って土をほぐします。この後、モロヘイヤの種10粒くら
いを播きましたが、3作業並行して行っていたので、播を播いている時の写真
を撮ることができませんでした。
種が隠れるていどに覆土します。覆土は、夏草の種の混じっていない下の方
の土を覆土に使います。
 
手のひらで鎮圧します。 乾燥を防ぐため、草を被せます。
 
完了です。発芽したら、最終1本に間引きます。
 
3月にばら播きした、菊菜の手入れ(除草)です。