川口由一さんの実地指導

2010年6月13日の指導の一部です。

本日は、田植えの実地指導です。田植えの適期ですが、奈良地方では、6月の中旬から下旬が適期です。遅くても7月第1週までには終わるようにします。

田植え前の小麦の収穫です。少し時期尚早ですが穂刈りを行っています。1ヶ月後に室生山荘で動力脱穀機を使って脱穀し、原麦にします。 裏作の麦は、収穫したら、2、3日天日に干して乾燥させてから、脱穀し、原麦にします。裸麦は、穂首が弱く手で穂首をちぎって収穫し、槌等で叩いて、あるいは動力脱穀機で原麦にします。小麦は穂首が強く、根元から刈って足踏み式の脱穀機でも脱穀することができます。写真は、小麦ですが、まだ少し青みがかかっていますので、穂が完全に枯れて、完熟させて収穫するのが、ベストです。
 
水田の畦塗りです。畦塗りは、通常2日かけて行います。まず、1日目の作業です。幅60センチくらいに紐を張って、スコップで切り込みを入れていきます。 反対側にもスコップを入れます。
 
水を入れて、くわで泥を練っていきます。1往復半泥練りをします。 泥練りが終わったら、畦側に泥を積みます。これで、1日目が完了です。
 
2日目の作業です。1日置くと、泥が堅くなるので、さらに泥を積み上げていきます。
 
くわの裏を使って塗っていきます。
 
逆方向に塗っていきます。少し泥が固めだったので、水でくわの刃を濡らしながら行いました。 再度、塗ります。
 
上部も塗っていきます。 仕上げです。
 
畦豆を播くため、くわを使ってくぼみを入れます。株間は50センチくらいです。 黒大豆2粒播きます。
 
土を被せると豆が腐るので、草だけを被せておきます。 田植えです。田んぼの両端に、条間40センチに棒を立てておきます。
 
苗代から苗を取り出します。土の厚さ3センチくらいにくわの刃を入れて取り出します。 苗は1本植えで、気持深い目に植え付けます。条間40センチ、株間25センチ〜40センチに植え付けます。実習田では株間30センチで植え付けました。夏の期間の短い地方では、早生種で株間25センチ、夏の期間の長い地方では、晩生種で株間40センチで植え付けます。
 
この場所は、冬草の麦が植わっていて、夏草は少なく、麦の株を倒して植え付けていきます。夏草の生えている場所では、先に草刈りをしてから植え付けます。30センチ間隔に目印ついたさしを使って、株間30センチで植え付けます。まず、鎌で×に草の茎、根を切り、植え穴を掘ります。 苗を気持深い目に植え付けます。
 
1列目の植え付けです。 1列目が終わったら、40センチ後ろに紐を引っ張って、2列目を植え付けていきます。
 
1本植えのアップです。 ゴマの筋蒔きです。
 
紐を引っ張って、草を刈ります。 くわ幅に、夏草の種の混じった土、草の茎・根を削り取ります。
 
2,3センチ耕起し、もぐらの穴等を修復します。 鎮圧します。
 
ゴマの種を播きます。
 
覆土用の土を取るため、サイドにくわの刃を入れます。 中の方の夏草の種の混じっていない土を覆土にします。
 
種が見えなくなる程度に覆土します。 草を被せます。
 
最後に、くわを使って鎮圧して完了です。普通は覆土の後に鎮圧しますが、この日は雨が降っており、くわの裏面に土が付くので、草を被せてから鎮圧しました。 葉ねぎの手入れです。草を刈ります。ねぎ坊主ができ、結実していましたので、採種して、苗床に播きました。葉ねぎは、株分けで増えていきますが、3年くらいで堅くなるので、種播きが必要です
 
ねぎ坊主の付いた、堅い葉を、切り取ります。やわらかい葉が早めに生えてきます。 ゴーヤの種蒔きです。フダン草の間に株間50センチくらいに種を播きます。
 
株間50センチくらいに3粒播きました。最終は1株に間引きます。 土が柔らかいので、指で2センチくらいの深さに押し込みます。
 
周りの土を被せます。 最後に草を被せて完了です。
 
さつまいもの植え付けです。つるの根元から3分の2の部分を斜めに植え付けます。 鎌を使って、植え穴を掘ります。
 
つるの3分の2を斜めに植え付けます。 完了です。
 
いちごの苗作りです。5月末でいちごの収穫時期は終わり、ランナー(走りづる)が伸びてきています。ランナーの先に子株、孫株、ひ孫株ができるので、それを来年の苗にします。 たたみ1畳に1株くらいの割合に間引いていきます。写真は1株残したらその横の3株は切り取っています。手前の方は狭いので、ランナーを春菊の方へ誘導します。