川口由一さんの実地指導

2011年7月31日の指導の一部です。

水田の除草作業です。早生種は7月いっぱい、中生種、晩生種は、8月10日
くらいまでに最後の草刈りの作業を終えます。それを過ぎると稲は幼穂形成
の営みに入り、田んぼに入ると稲の根を傷めますので、田んぼに入らないよ
うにします。
草、虫は敵ではありませんが、稲が幼い間は草に負けますので、おりおりに
草の生育を抑えます。1列置きに草を刈り、しばらくしてから、もう1列を刈るよう
にします。ミゾソバは表面に根を張っているだけなので、引っこ抜いて裏返し
ます。稗などは茎を残さず刈るようにします。
 
1列、草刈り完了 1列置いて草を刈ります。
 
大きくなった稗は、根元少し上を刈ってから、根を刈り取ります。 この時期の草刈りは暑いので、午前10時くらいまでに終わるようにします。
 
畔豆(黒大豆)の除草です。 刈った草は田んぼに入れます。
 
「けらばなし」の作業です。おけらの小さな穴、モグラの穴を見つけて水漏れを
防ぎます。
畔の草の茎、根を、クワで削り取ります。
クワの裏面で強く押さえ付け、塗っていきます。
 
クワで草の茎、根を削り取って くわの裏面で塗っていきます。
 
小豆の種蒔です。6月に播いた大豆と同じように、畔に小豆を播きます。
クワの角を使って植穴を掘ります。
小豆を2粒播きます。播き時は、7月後半が適期です。早すぎると、葉ばかりが
大きくなり、実が入りません。
 
覆土します。 乾燥を防ぐため、草を被せて完了です。
 
稲の葉の一部が枯れています。めい虫が入っています。 めい虫が入っているようだったら、茎を指で圧迫して、中の虫をつぶします。
 
同 茎の色が黄色く変わって、中に虫がいます。 「株すけ」です。稲株を深く植えすぎていたり、株に枯草が被さっていて、
分藁を阻害するようだと、
 
株の周りの、深すぎる土、被さった枯草を取り除いて、分藁を促します。 にんじんの種取りです。
 
つるむらさきの手入れです。周りの草を刈っています。 モロヘイヤの手入れです。畝の半分だけ刈るようにしました。
 
モロヘイヤは先端を摘み取って、脇芽を出すようにします。 これは、6月にばら蒔きした、ゴマです。
 
イチゴの手入れです。草を刈ります。 9月になったら、ランナーから出た、子株は成りが少ないので捨てて、孫株、
ひ孫株を、苗床に移植して、苗を育てます。11月末に本田に移植します。
 
春菊の種取りです。