川口由一さんの実地指導

2012年7月22日の指導の一部です。

水田の除草の指導です。稲が幼い間、草に負けないように草の生育を抑え
ます。今が大事なときです。早生種は、7月いっぱい。中生種、晩生種は8月
10日頃までに除草を終わるようにします。それを過ぎると稲が幼穂形成の
時期に入り、、田んぼに入ると稲の根を傷めますので、田んぼに入らない
ようにします。
水の便のいいところでは、水の出口の高さを調節して、水位を下げて除草の
作業をします。作業がしやすいのと、水草などは刈っても、水に浸かっている
とすぐに茎から根をさすためです。水の便の悪いところでは、そのままの水位
で作業します。
 
1列ごとに草を刈ります。草に生かされる小動物の生活の場を残すため、
一度に刈らないようにします。
稗などは、茎を残さず丁寧に刈るようにします。根は抜かずに朽ちさせます。
 
茎を残して刈ると、すぐにより強く生えてきます。 みぞそば等の水草は手で引っこ抜きます。
 
この草は、茎を残さずに刈っても、根が残っていれば生えてきます。 みぞそばなどの水草は手で引っこ抜きます。
 
 
引っこ抜いて、ひっくり返します。 オクラの手入れです。条間の草を刈ります。
 
完了 かぼちゃ、冬瓜の草刈りです。
 
完了
 
モロヘイヤの苗の植え付けです。5月に点播しましたが、発芽していません
ので、川口さん畑の苗を移植しました。
株間、50cm〜60cmで植え付けました。
 
エンサイの手入れです。草を刈ります。 同、この後1本に間引きしました。
 
土が露出してましたので、畝全体に敷草します。敷草は、@乾燥を防ぐため、
A草の生育を抑えるため、Bエンサイの生育をよくするためです。
エンサイの脇芽を延ばすため、摘心します。
 
敷草完了 ニンジンの種取りです。