実地指導

2018年8月12日の指導の一部です。

水田の最後の草刈りです。早生種では、7月いっぱい。中手種、晩生種で、8月10日くらいまで、遅くても盆までには、最後の除草の作業を終わるようにします。それを過ぎると、稲は幼穂形成の営み(茎が扁平から丸くなる)に入り、稲の根を傷めますので田んぼに入らないようにします。特に、開花交配の時期はぜったいに田んぼに入らないようにします。その後は、草刈りは行わず、広い田んぼに稲のみが育つのではなく、稲の足元に草のある状態にします。
水の管理は、早生種は9月いっぱい、中生種、晩生種は10月中旬まで。稲刈りの1〜2週間前に水を止めるようにします。

畦豆(この場所は小豆)の除草 完了 刈った草は、田んぼに入れます。
 
こちらの畦豆は大豆。
畦塗りした箇所の草が伸びているので、草刈りをします。
 
水田における最後の草対策です。田植え後1カ月に稲は少年期から青年期
になりますが、早い目、早い目に草を刈ると元気よく育ちます。ちょっと手遅れ
になると草に圧倒されます。適期適格に、少し手を貸してあげると、実りを手
にすることができます。この最後の草刈りは、1列置きではなく、
全面刈りします。
この時期になると、稲の根が横に張り出しますので、最後の草刈りは、できる
だけ根を痛めないように、田んぼに足を踏み入れないように、3列を一度に
刈ります。また、草の生えているところは、稲の毛根が地上部まで出てきます
ので、それまでの草の茎を残さず刈るのではなく、地上部数センチ上を
刈るようにします。
右側、真ん中、左側と3列を刈っていきます。
 
3列完了です。このようにして全面を刈ります。
 
畔の草を刈ったら、クワの裏面を使って、畦を塗り直すことで、草の生育を
少しでも抑えることができます。
 
小豆の土寄せ 植穴を少し深めに掘って、種を播いたので、掘り上げた
土を、埋め戻します。土寄せすることによって、新たに根を張って、
倒れにくくなります。
土を寄せます。
 
里芋、オクラ畑の手入れ これから更に乾燥すると思われるので、
溝の草のみを刈るようにしました。
 
万願寺とうがらしの手入れ これからの乾燥を考えて、上層部の
草だけを刈りました。
完了
 
ニンジンの筋播きです。
2条に筋蒔きするので、真ん中に紐を張って、紐と平行に
筋蒔きする部分の草を刈ります。
草刈り完了です。
 
クワを使って、草の種の混じった表面の土を削り取ります。
 
次に、前に進みながら2,3センチ耕起します。 宿根草の根があれば、丁寧に取り除きます。
 
ニンジンの種を播きます。 鋸鎌の背を使って、ニンジンの種を、土の中に落ち着かせます。
 
乾燥を防ぐため、クワの裏面を使って鎮圧します。 乾燥を防ぐため、草を被せて、更に草の上から鎮圧します。
 
水をたっぷり与えます。 種の上だけでなく、畝全体に水をやりました。種の上だけに水をやると、
そこにミミズが寄ってきて、そのミミズを狙ってモグラが通ると思われるので、
畝全体に水を与えました。
 
畝の真ん中に、補いに、ぬか、油粕半々を撒きました。
これも、モグラ対策で、補いにミミズが寄ってきて、それを狙って
モグラが中央だけ通ってくれればという狙いです。
鎌の背で叩いて、ヌカ、油粕が落ち着かせます。
発芽して、10cmくらいの高さになったら、間引きしますが、
最終、株間10cmくらい、狭くても、5〜7cmくらいに間引きます。
 
白菜の点播きです。ミニトマトの植わっている畝に、株間50〜60cm間隔
くらいに植穴を掘ります。
白菜の種を5粒播きました。
 
指で押え付けて埋めて、手の平で鎮圧して、草を被せます。 水をたっぷり与えます。
 
トマトの結束。 キャベツの移植 先月、播種したキャベツが育っています。苗が大きく
なりすぎて、少し移植適期を過ぎていますが、移植しました。
苗床の土が乾燥しているので、水をたっぷり与えて、土を湿らせます。
 
2条に、株間70cmくらいに、千鳥に植穴を掘ります。 植穴に水をたっぷり与えます。
 
十分に水が浸み込むまで、時間を置いてから、キャベツの苗を掘り出します。 周りの土を寄せるように、植え付けます。
 
株元へ草を寄せて完了です。
 
カラス除け モチトウモロコシの周囲に杭を打ち込んで、カラス除けに
防鳥糸を張りました。 
4段に糸を張りました。
 
ミニトマトにもカラス除けに糸を張りました。