川口由一さんの実地指導

2011年9月11日の指導の一部です。

この時期の水田の作業は特にありません。この後、水の管理は9月いっぱい
まで、その後水田の出口の水位を下げて、雨が降ったら溝に水が溜まるぐらい
にします。10月後半に稲刈りを行います。
昨年は、イノシシの被害を受けましたので、今年は、イノシシが嫌うノギのある
赤米を栽培してます。
 
水田に、お米だけが植わっているのではなく、足元に草のある状態にします。
耕していなければ、お米の毛根は、土の中だけではなく、地上部にも出てき
ます。そのような姿が本来の姿です。
とうがん、日本南瓜の収穫です。とうがんは、白い粉がふいた頃、日本南瓜は
表面がピカピカから白く粉がふいてくる頃が、収穫適期です。
 
とうがんの収穫です。 ゴマの収穫です。
 
ゴマの実が枯れたのは、遅すぎます。 ゴマの実が青い状態で刈ります。
 
葉を刈って、ござの上で3日間、直射日光で乾燥させます。その後、ござの上
で叩いて種を取ります。
つるむらさき(つるあおい)の収穫です。伸びたつるの先の部分を刈り取ります。
 
モロヘイヤの収穫です。花が咲き初めていますが、脇芽はまだ食すことができ
ますので、脇芽を摘みます。
 
つるありインゲンの支柱立てです。先月播いた、つるありインゲンが発芽して
いますので支柱を立てます。
 
完成です。 菜花の植え付けです。菜花の苗床に水をたっぷりやって、半時間程してから、
土を付けて苗を掘り上げます。
 
株間40cmから50cmに、鋸鎌を使って植穴を掘ります。ゴマの植わっていた
後に、ゴマの茎を残したまま植え付けます。
植穴に水を入れ、根のさすところを湿らせます。
 
水が浸み込んだら、菜花の苗を植え付けます。 湿った土を苗に寄せていきます。
 
乾燥を防ぐため、足元に、青草を刈って被覆します。
 
完了です。 白菜の点播きです。紐を引っ張って、株間40cmに植穴を掘ります。
 
植穴を掘ります。 白菜の種5粒くらい播いて、少し覆土します。
 
乾燥を防ぐため、青草を被せます。 完了です。
 
こちらは、ニンジンの種まきです。先月も行っていますので、詳しくは先月の
実地指導をご覧ください。ニンジンの種まきの適期は8月末から9月上旬です。
葉ネギの植え付けです。株間10cmくらいに植え付けます。
 
鋸鎌で植穴を掘って、 植え付けます。
 
最後に、油粕半々を補います。
農的暮らしをすれば、その生活から出てくる、ぬか、油粕、小麦のふすま、
生ごみなどを、作物の性質によってめぐらせます。
 
ダイコンのばら播きです。草の上から、大根の種を播きます。 今、生えている夏草、その根元に生えている冬草を丁寧に絶ち切ります。
 
草刈りと同時に、ダイコンの種を土に落ち着かせます。 完了です。後は適当に間引いて育てます。