実地指導

2015年10月11日の実習の一部です。

本日は、稲刈りの実習です。まず、稲刈りの適期ですが、1本の稲穂(籾)
の軸の部分が先端から3分の2くらい黄土色に枯れてきて、1株の稲穂の
3分の2がそのような枯れた状態で、なおかつ水田全体の3分の2がその
ような枯れた状態になった時が、稲刈りの適期です。なお、田んぼの水は
1週間から1か月くらい前に切っておきます。
稲刈りの、稲株の掴み方は順手で、株元から30cmくらい上をの位置を
掴んで刈るようにします。
 
稲刈りは、右利きの人は、3、4列を右から左に、稲株の大きさにより2株から
3株を刈り、
左側に置きます。
 
次に刈った稲を クロスさせて置きます。 
 
3回目に刈った分を 真ん中において、1束とします。はざ掛けする時に、稲束を1:2に分けて掛け
ますので、この作業が必要です。
 
刈った稲は、あとの作業のことを考えて、人が通れる間隔に置くように
します。
 
結束用の藁を4本くらい斜めに置いていきます。 稲束の結束です。稲藁4本くらいを、手の平を上にして、根元の方を右手に持ち
ます。
 
右手を手前に、 上から被せます。
 
持ち上げて、ひっくり返します。
 
時計周りに軽く締めます。 さらに、時計回りに手を交差させます。
 
右手を持ち直して、 さらに時計回りに締めて
 
最後に。親指で押し込みます。 結び目の拡大です。
 
はざ掛けです。南北の方向に稲木を立てます。1.5mから2mくらいの
間隔で足を2本置きます
稲束を移動します。
 
足を立てます。足は、平行に立てるのではなく、ハの字型に立てます。 同 立てたら小槌で杭を打ち付けます。
 
縄を1ヒロ(1.6mくらい)くらいに切り、括ります。 両端に支えの杭を打ち込みます。
 
支えの杭も縄で結束します。 稲束を1:2(手前が1)に分け、稲木に掛けます。結び目は外側にします。
 
次に逆方向に1:2に分け掛けます。 このように交互に掛けていきます。
 
掛け終わったら、緩まないように2,3列前の数本の茎と手前の茎を結びます。 最後に、すずめ除けの糸を張ります。完了です。
 
小麦のばら播きです。適期は11月ですが、実習のために播きました。
播く量は、1反当たり8升。100u(1アール)当たりだと8合です。
均一に播くようにします。
鋸鎌で草の茎を残さないように、丁寧に草を刈ってその場に敷きます。
これで収穫まで何もしません。
 
先月播いたタマネギの苗床の除草です。後、補いにぬか、油粕半々を撒
きました。
 
この日もたくyさんの人が参加しました。 実習畑です。伏見甘長とうがらし、ニンジンがよく育っています。この後、
除草しました。
 
先月ばら播きした菊菜の手入れです。除草をして、まばらな所には移植し、
たくさん生えている所は、間引きしました。
同じく、先月ばら播きしたヒノナカブの除草、間引きです。
 
先月種を播いた、白菜の除草です。この後、間引きしました。