実地指導

2016年10月9日の実習の一部です。

本日は、稲刈りの実習です。まず、稲刈りの適期ですが、1本の稲穂(籾)
の軸の部分が先端から3分の2くらい黄土色に枯れてきて、1株の稲穂の
3分の2がそのような枯れた状態で、なおかつ水田全体の3分の2がその
ような枯れた状態になった時が、稲刈りの適期です。なお、田んぼの水は
1週間から1か月くらい前に切っておきます。
稲刈りの、稲株の掴み方は順手で、株元から30cmくらい上の位置を
掴んで刈るようにします。
 
稲刈りは、右利きの人は、3、4列を右から左に、稲株の大きさにより2株から
3株を刈り、
左側に置きます。
 
次に刈った稲を クロスさせて置きます。 
 
3回目に刈った分を 真ん中において、1束とします。はざ掛けする時に、稲束を1:2に分けて掛け
ますので、この作業が必要です。
 
残りをスタッフで刈りました。 結束用の藁を4本くらい斜めに置いていきます。
 
稲束の結束です。稲藁4本くらいを、手の平を上にして、根元の方を右手に
持ちます。
右手を手前に、上から被せます。
 
持ち上げて、ひっくり返します。
 
時計周りに軽く締めます。 さらに、時計回りに手を交差させます。
 
右手を持ち直して、 最後に。親指で押し込みます。
 
結び目の拡大です。 稲束を運ぶ場合は、このように小脇に抱えると、たくさん運べます。
 
はざ掛けです。南北の方向に稲木を立てます。1.5mから2mくらいの
間隔で足を2本置きます
足を立てます。足は、平行に立てるのではなく、ハの字型に立てます。
 
同 立てたら小槌で杭を打ち付けます。 縄を1ヒロ(1.6mくらい)くらいに切り、括ります。
 
両端に支えの杭を打ち込み、縄で結束します。 稲束を1:2(手前が1)に分け、稲木に掛けます。次に逆方向に1:2に分け
次々と掛けていきます。結び目は外側にします。
 
このように交互に掛けていきます。 掛け終わったら、緩まないように2,3列前の数本の茎と手前の茎を結びます。
 
最後に、すずめ除けの糸を張ります。 ブロッコリーの手入れです。
 
青虫を捕殺して、草を刈りました。 キャベツも同様に手入れしました。
 
白菜が欠株になっている所があったので、市販の苗を補植しました。 ニンジンの除草と間引きです。
 
冬瓜、つるくびかぼちゃの収穫です。 小豆の収穫です。小豆は枯れたさやを放っておくとカビるので、一度に
収穫できず、枯れたもの、枯れかけたものから収穫していきます。
 
ゴマの収穫です。 ほとんどが枯れてしまい、収穫が遅くなり、だいぶ脱粒しました。収穫適期
は、ゴマの実が下段から1つ2つ枯れだ頃で、その後十分に乾燥させます。