実地指導

2017年10月8日の実習の一部です。

本日は、稲刈りの実習です。まず、稲刈りの適期ですが、1本の稲穂(籾)
の軸の部分が先端から3分の2くらい黄土色に枯れてきて、1株の稲穂の
3分の2がそのような枯れた状態で、なおかつ水田全体の3分の2がその
ような枯れた状態になった時が、稲刈りの適期です。なお、田んぼの水は
1週間から1か月くらい前に切っておきます。
稲刈りの、稲株の掴み方は順手で、株元から30cmくらい上の位置を
掴んで刈るようにします。
 
稲刈りは、右利きの人は、3、4列を右から左に、通常は稲株の大きさにより
2株から3株を刈ります。
今回、稲刈りした場所は、水口付近で、畝が高くなって水が乗らなかった
ため、分藁が悪く、6株以上刈る必要がありました。
刈ったら、左側に置きます。
 
次にまた、右から左に 刈って 
 
クロスに置きます。 さらに、刈って
 
真ん中において、1束とします。はざ掛けする時に、稲束を1:2に分けて掛け
ますので、この作業が必要です。
結束用の藁を4本くらい斜めに置いていきます。
 
稲束の結束です。稲藁4本くらいを、手の平を上にして、根元の方を右手に
持ちます。
右手を手前に、上から被せます。
 
持ち上げて、ひっくり返します。 時計周りに軽く締めます。
 
さらに、時計回りに手を交差させます。 左手小指側で押さえながら
 
右手を持ち直して、 さらに時計回りに括っていき、
 
最後に。親指で押し込みます。 結び目の拡大です。
 
はざ掛けです。南北の方向に稲木を置きます。
稲束を移動させます。稲束を運ぶ場合は、このように小脇に抱えると、
たくさん運べます。
 
稲木の足を1.5mから2m間隔くらいに置きます。 足を立てます。足は、平行に立てるのではなく、ハの字型に立てます。
 
立てたら小槌で杭を打ち付けます。
 
縄を1ヒロ(1.6mくらい)くらいに切り、括ります。 両端に支えの杭を打ち込み、
 
縄で結束します。 稲束を1:2(手前が1)に分け、稲木に掛けます。次に逆方向に1:2に分け
次々と掛けていきます。結び目は外側にします。
 
このように交互に掛けていきます。
 
見学者に良く見えるように、反対側からも掛けました。 掛け終わったら、緩まないように2,3列前の数本の茎と手前の茎を結びます。
 
結び目の拡大です。 最後に、すずめ除けの糸を張って、
 
完了です。 タマネギの苗床の除草です。
 
除草が終わったら、補いにヌカを撒きました。油粕がなかったので、
ヌカのみを播きましたが、通常は、油粕、ヌカ半々を撒きます。
タマネギの苗に葉にヌカが乗っていたら、手の平で払って落とします。
 
小麦の苗床作り 例年、田んぼに直播してましたが、近年、イタリアンライ
グラスが繁殖し、直播では生育しにくいため、今年は、苗を作って
移植することにしました。
まず、草を刈ります。
 
草の種の混じった表面の土を削り取ります。 次に、2,3センチ耕起します。
 
宿根草の根を取り除きます。 クワの裏面を使って鎮圧します。
 
鋸鎌の背を使って、5〜10cm間隔くらいに筋を引きます。 2〜3cm間隔くらいに、小麦の種を播きます。
 
指で土を摘んで、土を被せます。 青草を被せて完了です。
 
ゴマの収穫です。収穫適期は、ゴマの実が下段から1つ2つ枯れた頃で、
その後十分に乾燥させます。
少し、早かったのですが、刈りました。