実地指導

2016年11月13日の指導の一部です。

本日は、脱穀の実習です。足踏み式脱穀機を使って、脱穀します。 最初に、脱穀機の可動部分が摩耗しないように油をさします。
 
籾が飛び散らないように、幌を被せます。写真は、参加者の皆さんに
見えるように白布の幌ではなく、透明なビニールを被せています。
脱穀機を、足で漕いで、ドラムを回転させて脱穀します。
二人で漕いで、一人が稲束を手渡すようにすると、作業がスムーズに
はかどります。
 
箕に一定量溜まったら、幌を外し取りだします。 大きな藁くず等を取り除くため、篩にかけます。
 
一人で篩に掛ける場合は、片側を紐で吊るすと、腰に負担なく作業
ができます。
篩に掛けた藁くずに、少し籾が残っているので、木槌で叩いて籾を落とし
ます。その後再度、篩にかけます。
 
篩に掛けた後、ゴザを4つ折りにして、籾を箕に移します。 次に、唐箕にかけて、細かい藁くず、ごみ等を飛ばします。
 
1番桶に実入りのいい籾、2番桶には軽い籾、粃(しいな)が出てきます。
 
唐箕かけ完了です。 最後に、袋に詰めて
 
脱穀完了です。 大豆の乾燥です。根を切らないように丁寧に引き抜きます。
 
はざ木に、交互に根を引っ掛けて吊るしていきます。 最後に風で落ちないように、わら縄で括っておきます。乾燥が終わったら、
脱穀機にかけるか、槌で叩いて、脱穀します。
 
イノシシに荒らされて、凸凹になっていたり、苗代の部分が低くなっている
ので、畝を平らに修正しました。高い部分や低い部分の草を刈ります。
平らに均します。
 
溝が浅くなっているので、その土を苗代の低くなったところに、移しました。 苗代の低くなった部分に、土を入れます。
 
土を均します。 畝の修正が完了した後、小麦のばら蒔きを行いました。小麦の播く量は、
100u当たり8合の割合です。畝全体に、草の上からも蒔きます。
 
小麦の種を蒔いたあと、丁寧に草を刈ります。 苗床の部分に草を被せます。
 
苗床の草を被せたところを、鎮圧しました。これで、小麦のばら蒔き完了
です。
こちらは、裸麦の筋播きです。近年、イタリアンライグラスという牧草が
増えて、ばら播きだと麦が負けてしまったので、その対策として、
筋播きを行います。稲株2株(80cm)幅に草を刈った後、クワで土を
2,3センチ耕起します。
 
土を均したあと、ばら播きの時と同じく、100u当たり8合の割合で、
小麦の種を播きます。
鋸鎌の背で叩いて、裸麦の種を落ち着かせます。
 
クワの裏面を使って鎮圧します。 草を被せて完了です。
 
脱穀の終わった藁を田んぼに返します。 タマネギの苗床です。
 
タマネギ苗を株間15cmくらいに深さ1.5〜2pくらいに植え付けました。 エンドウの点播です。まず、草を刈ります。
 
真ん中に紐を張って、株間40pに植穴を掘ります。 エンドウの種5粒を播きました。
 
深さ1cmくらいに、人差し指で埋め込みます。 手の平で押え付けて、
 
草を被せて、完了です。 こちらは、ニンジンの除草と間引きです。