川口由一さんの実地指導
2005年12月4日の指導の一部です。
この日は、朝から雨が降っていましたので、はざ掛をしていた塾生の稲は雨に濡れて、脱穀できないところでしたが、どうしても、今日しか脱穀できない人のために、川口さんが、急遽、テントの中で焚き火をして、稲を乾燥しました。昼過ぎに乾いて、無事脱穀できました。テントが熱で燃えないように、上にトタンをのせて遮熱しています。 | 大豆の脱穀です。先月、稲と一緒に乾燥させた大豆の脱穀です。この大豆は、田の畦に植えていた、いわゆる畦豆です。まず、根に付いた土を落としてから、ござの上で、槌で叩きます。 |
叩いて、実と殻に分離します。 | ござをたたんで、箕にいれますが、たたみ方は、先に2重に重ねて、最後に1重にたたんで、4つ折りにします。 |
上の3重にたたんだ部分を手に持って、箕に入れます。 | ふるいにかけます。 |
同 | ふるいにかけたものを、箕に入れます。 |
ふるいにかけた残りの殻を、まだ少し大豆が残っているので、もう1度槌でたたきます。 | 再度、ふるいにかけます。 |
この後、唐箕にかけて、殻屑を飛ばしますが、唐箕をかけた後は、このように、手でよい豆と悪いものを選り分けます。 | 稲の脱穀です。足踏み式脱穀機での脱穀です。片側に稲を積んで、脱穀の終わったものは、反対側に置いていきます。 |
二人でこいで、一人が稲を渡すようにすると、能率が上がります。 | ふるいにかけます。 |
同 | 先ほどの、脱穀した大豆を唐箕にかけて、殻屑を飛ばします。 |
唐箕にかけたら、虫がわかないように、天日に3日ほど干して、貯蔵します。小豆などは、春に再度、1日天日干しにしないと、虫がわきます。 | 先ほどの、お米です。ふるいにかけた後、ござを4重に重ねて、3重の部分を持って、箕に移します。 |
唐箕に入れます。 | このお米は、赤米でのぎがありますので、ひっかかって、下に落ちにくいので、左手を使って、お米が下に落ちるようにします。 |
左の箕は、再度、唐箕にかけて、選り分け、再度、左の箕に入ったものは捨てます。 | だいこんの草の手入れです。1列置きに、除草するようにします。ここ赤目では、1ヶ月に1回しか来れませんので、このあと他の部分も除草しました。 |
白菜の草の手入れです。今年は虫が多くて、成長がよくありません。白菜などは、同じ場所で3年続けて作ると、3年目は虫が多くなりますので、場所を移すのも手です。 | きゃべつ、ブロッコリーへの、補いです。油粕、ぬか半々を撒きます。 |
たまねぎの補いです。油粕、ぬか半々を撒きます。たまねぎの場合、広葉ではありませんので、株のきわに撒いてもかまいません。 | 前日、室生山荘ででた、生ごみです。だいこんの間に戻します。 |
へちまの収穫です。へちまを縄で結んで、川に浸けます。 | このように、川に浸けて、3日くらいして、実が朽ちたら、皮を取って、繊維だけにします。台所で使用すると、へちまの繊維には汚れが付かないので重宝します。 |