川口由一さんの実地指導

2009年12月6日の指導の一部です。

10月の稲刈り後にばら播きしたチンゲンサイの様子です。 こちらは、11月の稲刈り後にばら播きした小麦の様子です。
 
先月も行いましたが、再度脱穀の実習です。はざ掛けで稲を乾燥する期間ですが、ここ赤目では、約1カ月間干しますが、海辺の近くの地域では、1週間から10日くらいで十分だそうです。川口さんは、手で触って稲の乾燥具合がわかるそうですが、乾燥の程度がわからなければ、地元の農協でお米の水分量を測ってもらうことができるそうです。乾燥不足だと、梅雨時にお米がカビますし、乾燥しすぎると、籾摺り・精米のときに割れ米が多くなります。 足踏み式脱穀機での脱穀です。向こう側に回転するように足で踏みます。
 
稲束の先の方から脱穀していきます。 稲束をひっくり返して、裏面も脱穀します。
 
2人でこいで、1人が脱穀し、1人が稲束を手渡すようにすると、作業が能率よく進みます。 脱穀完了。
 
大きな稲藁が混じっているので、篩で取り除きます。 篩にかけます。1人でする場合は、腰に負担をかけますので、片側を紐で吊るして、行います。
 
大きな藁くずを取り除きます。 ござを使っての籾の運び方です。写真上部をご覧ください。
 
2重に折りたたみます。 もう片側を1重にたたんで、両端を上から3重に持って運びます。
 
斜めにして出します。 篩をかけた後の藁屑には、少し籾が付いているので、槌で叩いて籾を落とし、再度、篩にかけるようにします。
 
唐箕で小さい藁屑等を飛ばします。 右回転で回します。強く回しすぎると、実の入った籾まで外に飛ばしますので、加減をしながら回します。
 
重い籾が右側に落ち、左側に軽い粃(しいな)が落ちます。左側の粃は、再度唐箕にかけるようにします。 完了です。
 
脱穀した後の稲藁は田んぼに戻します。下に麦が芽を出していますが、その上からばらばらに撒きます。 稲木の仕舞い方です。稲木を抜きます。
 
2本の稲木を括った縄は、来年も使えますので、縄を括ったまま仕舞うようにします。杭を小屋に仕舞うときは、湿った先端を外側にして、よく乾燥するように仕舞います。 この季節の畑の様子です。真ん中の畝はふだん草です。
 
菊菜の収穫です。柔らかい上の方を摘みます。 上部を摘んだあとです。これぐらいに摘んでおけば、再度芽が出てきて、3月までずっと食べ続けることができます。糸は鳥除けです。
 
ホウレンソウです。イノシシに荒らされて少ししか残っていませんが、ちょうど食べごろです。 ニンジンの間引きです。5cm間隔くらいになるように間引きしました。
 
キャベツの移植です。2か月前に播いたキャベツを移植します。 植え穴を鋸鎌で植え穴を掘ります。
 
キャベツの苗を植え付けます。周りの土を寄せます。 完了です。
 
スイバの除草です。鋸鎌を土の中に入れて根を切ります。 この時期の実習田の様子です。この畝は、高菜、こかぶです。