川口由一さんの実地指導

2012年12月2日の指導の一部です。

12月は例年、お米の脱穀をしていましたが、一昨年のイノシシの被害に
対処して、お米の種類を早生種でノギのある赤米のみにし、稲刈りを10月
に、脱穀を11月にしています。塾生のみなさんもほぼ脱穀を終了していま
す。
足元に11月に播いた小麦が発芽しています。水田では、表作にお米、裏作
に麦・小麦を栽培します。暑い時に育ったお米を寒い時食べ、寒い時に育っ
た麦・小麦を暑い時に食べます。お米は体を温め、麦は体を冷やします。
発芽した小麦の上に脱穀後の稲わらを撒いて、田んぼに戻します。
 
稲わらは、小麦の上に揃えて置くと、小麦が上に伸びることができませんの
で、ばらばらに撒くようにします。
こちらの田んぼにも、稲わらを戻します。
 
かなり厚く撒いても、隙間から小麦が伸びてきますので、大丈夫です。
 
完了です。 11月18日の臨時集合日に植え付けた玉ねぎです。条間30p、株間15p、
深さ1.5pに植え付けています。
 
スナップエンドウの種蒔きです。まず、紐を引っ張って、株間45pに5粒播く
ようにしました。
鋸鎌で植穴を掘って土をほぐします。
 
植穴です。 スナップエンドウの種を5粒播きます。
 
同 このあと、指先で1.5pくらい押さえつけて土を被せます。発芽後は
間引きしません。
草を被せて
 
完了です。 先月、種まきをした空豆の手入れです。
 
草に負けないように周囲の草を刈って敷き、草の生育を止めます。  空豆が2芽発芽しています。
 
10月に種まきしたチシャの間引きです。10粒から15粒播いてます。 ほうっておくと、共倒れになりますので、3株に間引きしました。
 
間引いた苗を、少し他の場所にも移植しました。 これは、モロヘイヤの種取りです。春まで軒下に吊って乾燥させておきます。