川口由一さんの実地指導
2005年2月13日の指導の一部です。
2月は、赤目自然農塾の1年の始まりの月です。今年も多数の方が入塾されました。最初に道具の選び方です。クワは、刃と柄の角度が45度、60度、90度弱とありますが、45度は畝作り用、90度弱は開墾用で、写真のように60度くらいの角度のものが万能で扱いやすいので、この角度の鍛冶屋が作ったものがお勧めです。刃先がまるく減ってきたら、はがねを継ぎ足すことができます。この手のクワは名張市の国道165号線沿いのフクタ農園で売っています。私は福岡のみみず屋さんで購入しました。みみず屋さんでは、刃が薄と中厚の2種類販売していますが、赤目自然農塾ではみみず屋さんのクワが10本以上ありますので、比べてみてください。ちなみに私は薄を使っています。クワの使い方ですが、右手は力を入れずに方向性だけで、左手で引き降ろし、刃の重さを利用してクワを入れます。そうすることにより、疲れずに農作業をすることができます。 | 次にスコップですが、柄が木のもので普通の大きさのものを選びます。小さなスコップは仕事をしてくれません。あと、鎌は鋸鎌を使用します。ステンレス製は滑って切れ味が悪く疲れますので、鉄製のものを使用します。 |
たまねぎの除草です。たまねぎは背丈が低く、草に負けますので、早い目に除草します。除草は茎と根の付け根の部分を切るようにします。横に植わっているえんどうは、背が高くなるので、あまり除草を必要としません。 | えんどうの支柱立てです。杭を打ち込みます。 |
最後に支えの支柱を打ち込みます。 | はざ掛けに使っていた縄を張ります。 |
支えの支柱を括りつけます。 | 藁を結びます。えんどうが大きくなると、つるが藁をつかんで上に延びていきます。 |
前日の室生山荘ででた生ごみを畑に返します。きゃべつ、白菜は、養分を多く必要としますので、この日はきゃべつの畝に返しました。 | 畝の修正です。この場所は5年前までここで実習畑をしていましたが、小屋から遠いので、今は使っていません。3年程は手を入れていません。 |
みんなで、笹刈りです。 | 笹を刈った後、畝を少し高く修正します。 |
紐に沿ってスコップを入れます。笹の根が縦横に走っていますので、力がいります。右側にスコップを入れます。 | 今度は、左側にスコップを入れます。 |
土を左右の畝に乗せます。 | 土を砕きます。 |
土を砕いて、かまぼこ型に整えます。 | 補いに油粕、ぬか半々を撒きます。 |
最初に刈った、笹等を被せます。 | かなり厚く、笹等を被せました。来月になれば、ここにジャガイモを植え付けることができます。 |