川口由一さんの実地指導
2011年2月13日の指導の一部です。
2月は赤目自然農塾始まりの月です。川口さんを初め約60名のスタッフの 紹介がありました。 |
自然農で使用する道具の説明です。まず、スコップです。スコップは木の柄の 大きなものを選びます。小さなスコップもありますが、小さなものでは、仕事を してくれません。また、鉄の柄もありますが、木の柄のものを選びます。 |
次にクワですが、写真のように、刃と柄の角度が、90°、60°、45°くらい のものがありまが、60°のものを選びます。 |
45°のクワは、畝作り用で、土を掘るときは、柄の位置を低くしないと掘ること ができません。 |
90°クワは、開墾用です。 | 刃の角度が60°くらいのクワが万能です。刃が厚く、重いめの、鍛冶屋さんの 作った、刃が擦り減ったときに付け替えができるものが、最良です。このような クワは、赤目の近辺では、国道165号線沿いの井上植物園(名張市)、あるい は、福岡県のみみず屋さんで売っています。軽いクワは、あまり仕事をしてくれ ませんので、すぐ疲れます。 |
次に、鎌ですが、鉄製の鋸鎌を使用します。ステンレス製は滑って切れ味が 劣ります。 |
この日は、雪が積もって実際の作業ができませんでしたが、水田の4m間隔の 溝の掘り方の模擬です。19年2月の実地指導で水田の畝作り指導がありまし たので、詳しくはそこを参照してください。まず、スコップ幅から40p間隔くらい に紐を張ります。 |
両側にスコップの刃を入れます。 | 同 |
間の土を左右の畝に掘り出します。 | 掘り上げた溝の土を平らに均します。畝は前もって草を刈って除けておきます。 雪が積もっていて、実際には作業ができなかったので、模擬的に行っています。 |
開墾した、畑の畝の立て方です。昨日共同作業で、笹を刈りました。 | 腐葉質の枯れた葉っぱ等を畝の外へ除けます。 |
同 | 40cm間隔くらいに紐を引っ張り、溝を掘ります。左右にスコップの刃を入れて笹の根を切ります。 |
同 | 間の土を、畝に掘り上げます。 |
掘り上げた土を、クワを使って、かまぼこ型に均します。笹の根は取り除きまし たが、どちらでもよいそうです。 |
先に刈った、笹・枯草を被せます。 |
補いを、忘れてましたので、油粕・ぬか半々を撒きます。普通は枯草を被せる 前に撒いています。 |
鎌でたたいて、油粕・ぬかを下層に落ち着かせました。 |
ジャガイモの植え付けの模擬です。被せた草を分けて、植穴を掘ります。 | 鎌で、笹等の根を切ります。 |
イモの厚さ程度の土を被せて、あとは枯草を被せておきます。 | こちらは、畝がありますので、その修復です。 |
まず、草を刈って、外に除けます。 | 完了 |
凸凹を修復します。 | 同 |
除けた草を被せます。 | 補いの油粕・ぬか半々を撒いて、鎌で落ち着かせて完了です。 |