実地指導

2017年2月12日の指導の一部です。

2月は、赤目自然農塾の始まりの月です。 最初に、自然農で使用する道具の説明です。
まず、クワですが、刃と柄の角度が、90°、60〜70°、45°くらい
のものがありますが、真ん中の60〜70°ぐらいのものを選びます。
 
90°ぐらいのクワは、
開墾用です。
45°ぐらいのクワは、畝作り、溝の土上げ用です。
 
60〜70°ぐらいのクワが万能です。柄の長さは1m20cmから1m40cm
くらいで、刃が厚く、重いめの、鍛冶屋さんの作った鋼鉄製で、刃が擦り
減ったときに付け替えができるものが、最良です。このようなクワは、
赤目の近辺では、国道165号線沿いの井上植物園(名張市)、あるいは、
福岡県のみみず屋さんで売っています。重いクワは、作業はクワがするので、
その重さを利用してうまく働かせます。軽いクワは、あまり仕事をしてくれま
せんので、すぐ疲れます。
次に、スコップです。スコップは木の柄の大きなものを選びます。また、
金属の柄もありますが、木の柄のものを選びます。また、小さなスコップも
ありますが、小さなものでは、仕事をしてくれません。
 
最後に、鎌ですが、鋼製の鋸鎌を使用します。ステンレス製は錆びませんが、
滑って切れ味が劣ります。
タマネギの手入れです。鹿の食害で、だいぶ葉を食べられました。
いつもこの時期に除草を行いますが、雪で作業がしにくいので、除草は
取りやめました。、
 
補いに米ぬか、油粕を半々を撒きました。 えんどうの支柱立てです。
 
支柱を立てます。 間に、しの竹3本を1組にして立て、縄を張ります。
 
縄に稲藁を結びつけます。エンドウは稲藁にツルが巻き付いて上に伸びて
いきます。春になって、エンドウが上に伸びていったら、2段目、3段目と
縄を張って、稲藁を結んでいきます。
エンドウの苗
 
畑の畝立ての実習です。この場所は、1年以上放置されていて、笹が
いっぱい生えています。まず、笹を刈ります。刈った笹は、一旦外に出します。
 
40p幅くらいに紐を引っ張って、溝を掘ります。 紐に沿って、スコップの刃を左右に入れ、笹の根を切ります。
 
同 左右にスコップの刃を入れたら、土を左右に掘り上げます。 畝の内側も笹の根が縦横に走っていますので、スコップで根を切ります。
 
土を掘り上げます。 掘り上げた溝土を、笹の根を取り除き、砕いて均します。
 
米ヌカ、油粕半々を補います。 最後に、土を裸にしないように、最初に刈った笹、草を戻します。
 
1.3m幅くらいの畝が完成しました。