川口由一さんの実地指導

2001年2月11日の指導の一部です。写真のコメントは、川口さんの意とするところを書いているつもりですが、勘違いがあるかもしれません。その場合はご容赦願います。    

2月は、赤目自然農塾の1年の始まりの月です。川口さんほか、世話される方の紹介です。 これは、畝の作り方の実習です。畝幅は広狭いろいろ作ってよいそうです。竹に目盛を付けてサシ代わりにしています。 まず、草を刈ります。
 
 
スコップで掘った土を被せます。土を被せるだけで、耕起はしません。 でこぼこにならないように土を被せます。 その後、刈った草を被せます。草を被せることによって、不毛の地にならず、すぐに生命活動が始まるそうです。
 
肥料は基本的にしませんが、ここ赤目では、作物を食べた人間の糞尿等は畑に返すことができませんので、補いとして、田でとれる米ヌカ、なたね油カスを少量撒きます。また、鶏糞等の肥料を多く撒くと、野菜が大きく軟弱になり、アブラムシ等の虫にやられやすくなるそうです。
   
この写真のように、機械を使わず、人間の手作業で畝を作ることで、ほんとうに楽しく農作業ができます。もし、人力の作業が苦痛で楽しくないのであれば、それはその作業の体の使い方がどこか間違っているそうです。例えば、クワの使い方でも、右ききの人の場合、根元の左手で操作して、右手はほとんど力を入れないそうです。そういうコツがあるそうです。