川口由一さんの実地指導
2004年3月14日の指導の一部です。
野菜の種のすじまきと線まきです。すじまきは、くわ幅に表面の草を削った後、2、3cm土を耕起します。線まきは、くわの刃を45度に傾けてV字型に草と土を削り取ります。写真左側がすじまき。右側が線まきです。この写真以前の数枚を間違って消してしまいました。写真が途中からで申し訳ございません。 | すじまき 土を鎮圧して、平にします。理由は、覆土の厚さが均一になるようにするためです。 |
だいこん、にんじん等、秋に種を播いて育てられる野菜は、春にも播く事ができます。でも、冬野菜と比べて、水っぽくて、味は落ちるそうです。 |
すじまきの方は、ゴボウの種をまきました。線まきの方は、だいこんの種です。ゴボウの方は種の数が少なかったので、丁寧にちどりに播きました。市販の種を播く場合は発芽率が悪いので、普通はばら撒きします。だいこんの方は4cm間隔に播いています。ゴボウは6月ぐらいから間引いて食べることができ、最終翌年の3月くらいまで収穫できます。 | 覆土の土を取るため端にくわを入れます。 |
くわを入れた下の方から土を覆土用の土を取り出します。理由は、下の方の土は草の種が少ないためです。表面の土を覆土に使うと草が多くて難儀します。 | 種の厚さくらいの覆土をします。この日は、土が湿り過ぎていたので、他の場所から、もう少し乾いた土を覆土にしました。 |
線まきの方も、同じようにくわを入れて、覆土します。 | 同 |
鎮圧します。これは乾燥を防ぐためです。明日、雨が降るようであれば、必要ありません。 | 同 |
近辺の草を刈って、被せます。 | 線まきの方も、同様に草を被せます。 |
かぼちゃ、とうがん等のうり類のくら築きです。来月種まきをしますが、その準備作業です。周りの草と土を寄せて、少し高くします。周りの草を寄せることで、土を肥沃にさせます。補いに油粕とぬか半々を撒いておきます。 | くら築きの間隔は、1.2mくらいだったと思います。 |
えんどうの支柱たてです。 | 支えの支柱を打ち込みます。 |
縄を張ります。 | わらをくくり付けます。えんどうが大きくなったら、同様に上の方に縄を張って、わらをくくります。枝の張った笹があれば、笹を立てて枝につるを絡ませます。 |
前日に室生山荘ででた、生ごみを畑に返します。生ごみを撒いた後は、見栄えが悪いので、その上に枯れ草を被せました。 | この場所を、開墾してじゃがいもを植え付けます。 |
笹を刈ります。 | 紐を引いて、溝を掘ります。笹の根が縦横に張っていますので、スコップで笹の根を切っていきます。 |
同 | 同 |
同 | 同 |
このように、紐を引いて畝たてを行うと、きれいに仕上がります。 | 土を砕きます。笹の根っこは取り除きます。じゃがいもは湿気を嫌いますので、真ん中を低く仕上げます。このあと他の作物を育てるときは、そこに土を足して、かまぼこ状にします。 |
じゃがいもを半分に切ります。芽が均等になるように。 | 3cmくらいの覆土になるように、切り口を立てて植え付けます。深く植え過ぎると芋が腐ったり、深すぎて発芽しません。 |
補いに油粕、ぬか半々を撒きます。 | 枯れ草を被せます。 |
最初に刈った笹を、畑に戻しますが、中央の低い箇所に置きます。通常は 溝にも刈った笹を置きますが、じゃがいもは湿気を嫌いますので、この場所 では溝には置きません。 |