川口由一さんの実地指導

2006年3月11、12日の指導の一部です。

土曜日の共同作業です。上の田の陥没穴の修復です。80センチくらい掘って、泥を練って、水の抜け穴を塞ぎました。 同 奥の田の水路の修復です。
日曜日 この日は朝から雨が降っていましたので、野菜の種降ろしやジャガイモの植え付け等の実習は、臨時集合日を3月25、26日に設けて、行うように変更しました。で、この日は、先月スタッフの紹介がきっちりできていなかったので、一人一人の紹介から始まりました。 新たに、多くのスタッフの方が加わり、35名程度の体制となりました。
 
先月に続いて、再度、道具の説明です。まず、クワですが、刃の角度が60度くらいの、鍛冶屋さんの作った刃の重いものを選びます。軽いクワは仕事をしてくれません。90度くらいのクワは、開墾用でクワを入れて、手前から柄を押して、土を掘り起こします。45度くらいのクワは、畝立て用です。 次に、スコップですが、木の柄の、大きなものを選びます。金属の柄のものは、錆びてきますので、木の柄のものの方が、長持ちするそうです。
 
最後に、鎌ですが、のこぎり鎌を使用します。鉄製のものを選びます。ステンレスのものは、滑って切れ味が悪く、疲れます。 ここは、沢の田3番です。ここで、畝立ての実習です。まず、草を刈ります。
 
写真では見えにくいですが、1mくらいの畝幅に紐を引いています。溝幅は40cmくらいでした。笹の根が走っていますが、スコップを入れます。 左側も同様にスコップを入れます。
 
 
溝のラインに沿ってスコップを左右に入れたら、今度は土を掘り上げて行きます。 土は、左右の畝に乗せます。
 
クワを使って、土を砕きます。
 
細かく砕きます。
 
この日は、雨で土がべとべとなので、じゃがいもの植え付けは、中止しましたが、石ころをじゃがいもに見立てて、植え付けの実習です。2、3センチ覆土します。畝の土が堅い場合は、芋が表面に出てきて、緑化して、えぐくなりますので、土寄せが必要になりますが、土がやわらかだと、土寄せする必要がありません。 補いに、油粕、糠半々を撒きます。
 
ごぼうの種まきです。V字型にクワを入れます。 糠をごぼうの種に見立てて播きます。
 
こちらは、クワ幅の筋まきです。表面を平らにして、鎮圧しています。 乾燥した、土で覆土します。
 
最後に刈った草を被せます。
 
余った草等を溝に置きます。朽ちたら、畝に上げるようにします。 野菜に苗を植え付ける場合は、被せた草をかき分けて、そこに植え付けます。
 
完了です。 畝の端の溝を、整えます。
 
下の、沢の田2番では、澤井さんが、中心になって、畝立てです。 畝の端、完了です。