川口由一さんの実地指導
2008年3月9日の指導の一部です。
えんどうの支柱立てです。まず、両端に杉杭をを打ちつけます。 | 例年なら、縄を張って、稲藁を括りつけるのですが、今年は、手持ちの稲藁が少ないので、赤目に自生のしの竹(笹)を使っうことにしました。赤目では初めての試みです。真竹の先端部分があれば、えんどうの手として、いちばんいいのですが。 まず。しの竹を3本くらい株間に立てていきます。 |
端に支えの支柱を打ち込み、縄で括ります。 | 縄をしの竹に巻きつけて、1段目の縄をセットします。 |
笹の枝分かれした先端の部分を、えんどうの苗のそばに立てます。えんどうのつるが笹の枝に絡まって上の方に伸びていくようにします。 | 1段目の出来上がりです。 |
2段目は、例年通り、縄に、稲藁を括り付けます。えんどうのつるが、稲藁に絡まって上に伸びていくようにします。 | 完了です。えんどうが、2段目まで成長したら、3段目も2段目と同様、縄を引き、稲藁を括りつけます。 |
稲藁の括り方です。 | ふだん菜の点播です。紐を引っ張って、株間30cmくらいで、直径10〜15cmくらいに、草を刈って、鋸鎌で草の根を切り、種の播き場所を整えます。 |
人差し指で穴を空け、ふだん草の種3粒から5粒を播きます。覆土は種の厚さくらいです。 | 植え付け完了です。 |
草を被せて完了です。芽が出てきたら、間引いて1株にします。 | ごぼうの筋播きです。紐を張って、くわで表面の草、土を削りとります。表面の土には、夏草の種が混じっているので、取り除くようにします。 |
2〜3センチくらい、耕起して平らにならします。 | くわの裏を使って、鎮圧して、平らにします。平らにすることによって、この後の覆土を均一にすることができます。 |
種を3〜5cm間隔に播きます。 | 覆土用の土を取るため、サイドにくわを入れます。 |
中のほうの、夏草の混じっていない土を覆土にします。 | 土を両手でこすり合わせて、覆土します。覆土の厚さは種の厚さ程度です。 |
覆土が終わったら、乾燥を防ぐため、くわの裏を使って、鎮圧します。 | 最後に、草を被せます。 |
補いに、油粕、ぬか半々を撒きます。直接ごぼうの種にはかからないように、撒きます。 | 昨日、室生山荘ででた生ゴミも撒いておきます。 |
ごぼうの筋播きと並行して、だいこん、チンゲン菜、小松菜の混播が行われました。3種類の種を混ぜ合わせて、バラ播きします。 | その後、草を刈って、種を落ち着かせます。草刈りは、その草が再び生えてこないように根元からきっちりと刈るようにします。、 |
最後に、油粕、ぬか半々を撒きます。 | 畝を立てての、じゃがいもの植え付けです。この場所は、先月、梅の苗木を植え付けた傍で、先月一面に生い茂っていた笹を刈った場所です。まず、畝幅1mくらいに紐を2本引っ張って、溝を掘っていきます。 |
スコップ幅に溝を掘ります。 | 同 |
掘った土は、畝に積んでいきます。 | 同 |
くわを使って、土を砕きます。 | 株間40cmくらいに植え穴を掘ります。 |
じゃがいも(アンデス・レッド)を半分に切ります。川口さんは、植え付け前にその場で芋を切って植え付けて、ちゃんと育っているそうですが、腐りが心配であれば、2,3日前に芋を切って、切り口を乾燥させて、膜を張るようにしたら腐りにくくなるそうです。また、切り口に灰を付ける必要はありません。 | 芋の植え付けは、写真のように、切り口をやや斜め下になるようにします。切り口を真下にすると、湿りで腐りが多くなるそうです。 |
芋の厚さくらいに覆土します。 | 補いに、油粕、ぬか半々を撒きます。この場所は、黄土色の粘土質で、地力がなさそうです。 |
最後に、笹・草を被せて完了です。 | 先月、梅の苗木を植えましたが、梅が大きくなるまでの間、作物を植えることができますので、ここにもじゃがいもを植え付けます。斜面でもあり、畝は立てずに植え付けます。スコップで笹等の根を切り、植え穴を掘ります。 |
同 | じゃがいもを植え付けます。この場所は、腐葉質が多く、地力がありますので、油粕、ぬかの補いはしませんでした。 |