川口由一さんの実地指導

2009年4月29日の指導の一部です。

お米の籾下ろしの大切な時期のため、臨時の勉強会です。4月12日と同じく、苗代の作り方です。お米は、早生種で今が適期の赤米を播きました。もう1箇所、スタッフの澤井さんたちが、黒米の種おろしをしました。 まず、草を刈ります。ここは、小麦が生えています。もったいないですが、刈るようにします。
 
後先になりましたが、お米を水選します。お米の量は、100u当たり、0.7合です。条間40cm×株間25cmで1本植えの籾の量です。慣れてくれば、その半分の量で足りるそうです。苗代の大きさは、100u当たり幅1.2m×2.1mです。 水選して、浮いた籾は捨てて、沈んだ籾をざるに取ります。
 
ざるで水を切って、乾燥させておきます。 夏草の種の混じっている表面の土を削り取ります。
 
もぐらの穴があり、空洞になっているところがあるので、2,3cm耕起します。
 
土を砕いて、平らに均します。 凸凹をなくすため、くわを使って、鎮圧します。
 
鎮圧完了。 赤米を播きます。
 
少しづつ、2,3回まわって、播くようにします。 2,3cm間隔になるように、ひっついた籾は離すようにします。
 
完了。 覆土を用意します。4月12日に掘り上げた溝の土が、乾燥していますので、それを利用します。表面の土は、夏草の種が付いているので、表面は取り除きます。
 
籾が見えなくなる程度に、覆土します。 覆土完了。
 
乾燥を防ぐため、鎮圧します。 鎮圧した後、籾が見えているところがあれば、土を被せて、見えないようにします。
 
青草を被せます。 すずめは、長いものがくちばしに絡まっていやがりますので、すずめ除けに、藁をまいておきます。
 
水をたっぷりと撒いておきます。 もぐら除けに、溝を掘ります。
 
 
最後に、小動物除けに、笹等を被せておきます。 すずめの多い場所では、ネットが必要になります。ネットを張る場合は、笹をアーチ型に刺してその上から張るようにします。
 
ここからは、昼からの実習ですが、私は、田畑を回ってアドバイスする役割ありますので、スタッフの吉田弘一郎さんに写真を撮っていただきました。エンサイの種まきです。サニーレタスが植わっていますので、その間に播きます。まず、表面の土を削り取ります。 土を2,3cm耕起します。
 
鎮圧します。 種を9粒まきます。
 
指で種を土の中に押し込みます。
 
土を被せます。 草を被せて完了です。
 
じゃがいもの芽かきです。まず、草を刈ります。 2芽を残して、他は引き抜きます。
 
根が付いた状態で引き抜きます。
 
2芽残して、完了です。 玉ねぎの除草です。玉ねぎは、背丈が低く、すぐ草に負けますので、こまめに草を刈るようにします。
 
1列置きに刈りました。 ねぎの手入れ。左の列のねぎぼうずは、種取り用に残し、右の列のねぎは根元近くで刈るようにし、次に出てくる葉を食べるようにします。
 
だいこん、にんじんの畝の手入れです。 草を刈って、完了です。
 
かぼちゃ、とうがんの種まきです。4月12日に鞍を築いておいたところに播きます。まず、被せた草を取り除きます。 ここは、かぼちゃの種まきです。3粒播きます。
 
指で穴をあけて、埋め込みます。 草等を被せて完了です。