川口由一さんの実地指導

2011年5月8日の指導の一部です。

陸稲の直播き(筋播き)です。条間40〜50cmに紐を引っ張って、紐に沿って
クワ幅に草を刈っています。
クワを使って、V字型に溝を切ります。
 
水選した籾を播きます。 3〜5cmの播き幅で3cm間隔程度に播きます。
 
溝の横の土を 覆土にします。
 
広い箇所で栽培している場合などは、もっと簡単に、クワ側面を使って土を
寄せて、覆土します。
クワの裏面を使って鎮圧します。
 
草を被せて完了です。 瓜類(南瓜、冬瓜、地這きゅうり等)の種播きです。あらかじめ、鞍を築くため
草を刈って土を盛っています。鞍を築くのは、周囲より高くして、水が溜まら
ないようにするためで、瓜類は水が溜まると根腐れをおこし、梅雨が明けると
枯れたりします。
 
草の根を切って、土をほぐします。 クワの裏面を使って鎮圧します。南側に少し傾斜をつけると、日当たりがよく
なって、生育がよくなります。
 
南瓜の種、5粒を播きます。指先で1cm程度押し込み、土を被せます。 湿りを保つべく、草を被せます。周りの草を刈って被せます。周囲の草を残す
ように草の上部を刈ります。
 
草を被せて完了です。
 
先月籾降しをした、稲の苗代の除草です。 稲以外の草を抜き取ります。
 
同、最後に補いに米ぬかを籾種の3倍くらいの量を撒きます。 モロヘイヤの播種です。紐を引っ張って株間40cmくらいに、種を降ろす
ところの草を除けて土をほぐし平らにします。
 
モロヘイヤの種を播きます。 夏草の混じっていない中の方の土を覆土にします。
 
種が見えなくなる程度に土を被せます。 草を被せて完了です。芽が出てきたら、最後に1本に間引きます。
 
ゴーヤの種播きです。株間50cmくらいに、種を降ろすところの草を除けて土を
ほぐします。
 
土を平らにします。 ゴーヤの種を2粒播きます。種は1cm埋め込みます。
 
草を被せて完了です。 夏野菜(トマト、ナス、ピーマン等)の苗床の作りです。まず、草を刈ります。
 
夏草の混じった表面の土、草の根を削り取ります。 モグラが通って、土がボコボコになっていたので、2,3cm耕起します。
 
土を細かく砕きます。 クワの裏面を使って鎮圧します。
 
鎌の背面を使って、10cm間隔に筋を引きます。 ピーマン、トマト、なすの種を10cm間隔に播きます。
 
1粒ずつ、土を被せます。 手のひらで押さえておきます。
 
草を被せて完了です。移植は本葉5,6枚頃が適期です。