川口由一さんの実地指導

2012年5月13日の指導の一部です。

5月の学びです。今回もたくさんの方が来られました。 手前は、昨年の10月の播いた裸麦です。麦を播く適期は、初霜の降りる11
月から12月初めにかけてですが、播く時期が早すぎて、このようにカラスの
えんどうに覆われた状態になっています。
 
こちらは、11月、12月に播いた小麦です。小麦を播いた後に、カラスのえん
どう等の冬草を丁寧に刈っていますので、ほとんど草が生えていまえん。
お米の苗代の除草です。放っておくと、お米の苗が草に負けますので、大切
な作業です。
 
まず、小動物除けに被せた、しの竹などを取り除きます。 雑草を抜きます。
 
お米と雑草の区別は、その姿で覚えるようにしますが、姿のよく似た稗と比較
すると、お米は、触るとしっかりしている、堅い、茎が扁平などの特徴がありま
す。
お米は、根元に籾が付いています。
 
除草完了。 補いに、播いた籾種と同量くらいのぬかを撒きます。新たに自然農に切り替え
た田んぼでは、籾種の3倍くらいを撒くようにします。
 
補い完了。葉にぬかが付着してたら、払い落しておきます。 最後に、小動物除け、鳥除けの糸を張って完了です。
 
モロヘイヤの種まき(点播)です。先に植わっている菜花の種を取りますので
、菜花を残してその間に種を播きます。株間70cmで鋸鎌を使って土をほぐし
ます。
土をほぐして、草の根などを取り除きます。
 
モロヘイヤの種10粒くらいを播きます。多い目に播いて、最後は1本に間引き
ます。
横の、夏草の種の混じっていない下の方の土を覆土に使います。
 
薄く覆土します。 手のひらで鎮圧します。
 
乾燥を防ぐため、草を被せて完了です。 覆土の土が湿って団子になる場合は、鎌の背で叩いて、モロヘイヤの種が土
と混ざるようにします。
 
草を被せて完了です。 オクラの種まきです。表面が凸凹だったので、草を刈って修復してから種を播
きました。
 
株間45pに種を播きます。鋸鎌で土をほぐします。 手のひらで鎮圧します。
 
オクラの種5粒を播いて、指で押さえてから土を被せます。 最後に草を被せます。発芽したら、最終1本に間引きます。この横で、オクラの
筋蒔きもしました。どちらも最後は、株間45pくらいに1本に間引きます。
 
エンサイの種まきです。株間50cmで、エンサイの4粒播きます。 指で押さえ付けて、土を被せます。
 
草を被せて完了です。発芽したら、最終1本に間引きます。 昨日、山荘の食材にごぼうを掘り上げました。おいしく頂きました。耕さないの
が基本ですが、収穫のため仕方のないところです。今後は、もっと、短い品種
のごぼうを植えるようにするそうです。この畝を修復して、かぼちゃ、とうがん
の種を播きます。
 
畝幅2m半くらいの平畝です。 普通は、直径50cmくらいに土を盛って鞍を築いて種を播きますが、この場所
は、かなり乾燥しますので、今回は鞍なしで、平坦なところに種を播きました。
 
かぼちゃの種5粒播きました。(種がたくさんあったので5粒にしましたが、
普通は3粒くらい。)
土を被せます。
 
乾燥を防ぐため草を被せます。 補いに、ぬか、あぶらかす半々を撒きます。
 
イチゴの間にクロモチトウモロコシを播きます。鋸鎌で土をほぐします。 トウモロコシの種2粒を播きます。
 
指で押さえて、土を被せます。 草を被せて完了です。