川口由一さんの実地指導

2001年5月12、13日の指導の一部です。 

土曜日の共同作業。上の田の水路の整備です。水路の土手の草刈をした後、水路の土を主に1段上の畦にひきます。 日曜日の指導。 1ヶ月前に種子を下ろした水稲の苗代の除草。この時期に除草しないと、草に負ける。
 
 
3cm位に稲の苗が育っている。 除草した後に、ヌカを少量まく。 カボチャの植付けのため、他から土をスコップに3杯くらい持ってきてくらつきをする。水田に植え付けるので、湿り気が多すぎるため。
 
 
植え穴に水を入れる。水をやるのはこれ1回きり。 水が完全に沁み込んだら、カボチャの苗をうえつける。周囲に指を差し込んで土を苗に寄せるのがコツ。 周囲の草は全部刈らずに半分くらいは残す。全部刈るとウリバエが発生し苗が食べられてしまう。草を残すことにより、その被害を防ぐことができる。
 
 
陸稲の直播。クワで表面の土を削り取る。草の茎、夏草の種等を取るのが目的。 クワを45度に傾けて、V字型に土を掘る。 陸稲の籾を筋蒔きに蒔く。3cm前後?の間隔くらいに蒔く。多すぎても少なすぎても収量が悪くなる。
 
 
クワを使って種が見えないように覆土をする。 覆土の後を靴で踏み、乾燥を防ぐ。 その後に草を敷いておく。
 
陸稲の育て方の指導は、昨年は水稲と同じように苗代を作り移植する指導もありましたが、移植時期が梅雨の後になった場合など、移植時期を誤ると、全く育たなかったということがあったので、今年は直播のみの指導がありました。