川口由一さんの実地指導

2008年6月8日の指導の一部です。

裸麦の収穫です。裸麦は穂首を手でちぎって収穫します。小麦の場合は、穂首が丈夫で手ではちぎれませんので、鎌で穂刈します。赤目では、来月、動力脱穀機で脱穀しますが、小麦の場合は、株元から切って、足踏式脱穀機でも、脱穀することができます。裸麦の場合は、足踏式脱穀機では、穂首がちぎれてしまい、脱穀することができません。 収穫した麦は、2,3日天日で干して乾燥させます。
 
こちらは、菜花の種取りです。手で引きちぎります。 畦塗りです。水を半分くらい張って、幅60センチくらいに、スコップを入れます。
 
田んぼ側にもスコップを入れます。 途中で、モグラの穴を見つけたら、穴に沿ってスコップを入れて
 
足で、モグラの穴を踏みつぶします。 参加者が多くて、3箇所で畦塗りの実習を行いましたが、こちらでは、川口さんが、行われていましたので、急きょ、カメラを移動しました。
 
両側にスコップを入れたあと、くわを使って、泥を練っていきます。
 
一度、練ったら、もう一度練ります。 畦側に、泥を積み上げます。
 
再度、泥を積み上げます。 くわを使って、少し鎮圧して、平らに整えます。これで、1日置いて次の日に仕上げるようにします。この日は、明日来れませんので、午後に仕上げました。
 
田植えです。くわを使って、苗を取り出します。土は、3cmくらいの厚さにします。
 
条間40cmで、植え付けますので、40cm間隔で棒を立てておきます。1列植え終わったら、40cm下がって次の列を植えるようにします。条間40cmは、除草作業に入るのに必要な幅で、それ以上狭いと、除草作業が困難になります。それ以上広いと、草が多く生えて難儀します。 苗に付いている土の厚さは3cmくらいが適度です。
 
ここは、裸麦が植わっていた場所ですが、足で踏み倒して、除草をせずに田植えをしました。みぞそば等の夏草が生えている場合は、最初に除草が必要です。さて、紐を引っ張ってから、30cm間隔にしるしを付けたさしを使って、株間、30cmに植え付けていきます。
 
植え付ける深さですが、5ミリくらい深い目に植え付けます。浅すぎると根がむき出しになりますし、深すぎると分藁しません。 これは、1列目が終わって、2列めの植え付けです。2列目はさしを使わずに、1列目の植え付けた苗を目印に植え付けていきます。まず、植える箇所に×に鎌を入れます。
 
親指で、植え穴を掘ります。 苗を1本取ります。
 
周りの土を寄せて植え付けます。
 
完了 さつまいもの植え付けです。さつまいものつるの3分の2の部分を斜めに植え付けます。さつまいもは、葉と茎の接点から根をだしますので、深い目に植え付けます。
 
完了 畦塗りの仕上げです。作業中の写真を撮ることができませんでしたので、詳しくは昨年の実地指導をご覧ください。