実地指導

2015年7月11日(土)、12日(日)の指導の一部です。

7月11日(土) 室生山荘での麦・小麦の脱穀です。短時間で脱穀を済ます
ため、動力脱穀機を使って脱穀しています。
麦・小麦は刈った後、直射日光で2日程よく干して、脱穀して原麦にしてから、
更に直射日光で2日程よく乾燥させて貯蔵するのがベストです。
この動力脱穀機は、穂刈りした麦・小麦も脱穀することができます。
 
麦の量が少量の人は、ござの上で、槌等で叩いて原麦に脱穀しました。
この後、篩にかけて大きな藁屑を取り除きます。
小麦で、穂刈りではなく、根元から刈った茎付の場合は、足踏み式脱穀機で
脱穀できます。
 
こちらは臼で脱穀しています。 唐箕でわら屑を飛ばします。
 
小麦の製粉です。 翌7月12日(日) 水田の草刈りです。
幼いお米の苗が草に負けないよう、草の生育を抑えるため除草します。除草
は1列おきにおこない、しばらくしたら残った列の草を刈るようにします。
幼いころは、面倒を見てあげて、最後は作物にまかせるようにします。
除草は、水が豊富にあって便利なところは、水位を落としてすると、作業が楽
ですし、茎からすぐに芽を出す草などを乾燥することができます。水の便が
悪い水田では水を張ったまま除草を行います。
除草は早生種で7月いっぱい。中・晩生種で8月10日くらいまでに作業を
終えるようにします。8月の幼穂形成の営みに入るまでの、この1カ月の手入
れが大事です。その後は何もせず、お米の足元に草がある状態にして、
生命活動を盛んにさせます。
水の管理ですが、3〜5センチくらいの高さに水を張るよう水の出口で水位を
調整しますが、水は張りっぱなしではなく、水位が下がって溝に溜まるだけに
なったら、水を3〜5センチくらいに張るを繰り返します。水を張りっぱなしに
しないようにします。(自然農に切り替えた当初の田んぼでは水を張りっぱなし
で可)
 
稗等の草は、地上部スレスレに茎を残さず丁寧に刈ります。茎を残せばより
強靭になってすぐに生えてきます。ミゾソバ等の水草は表面に根を張って
いるだけなので、引っこ抜いて裏返します。株の周りの草は鋸鎌で刈りにく
ければ手で抜きます。
2週間前に一列おきに除草した残りの列を除草します。
 
 
水田周りの畔の草は、刈って水田に入れます。 1列置きの除草完了です。次に来れるのは2週間後なので、この後、全面
刈りしました。
 
先月ばら蒔きしたゴマの手入れです。 草を刈って、疎らなところに、移植しました。
 
完了 きゅうりの点播きです。
 
乾燥を防ぐため、草丈20センチくらいに草を刈りました。 3箇所に植穴を掘って、
 
きゅうりの種4粒播きました。 指で押え付けて
 
土を被せて 草を被せます。
 
完了 カボチャ、とうがんの手入れです。ウリバエ除けの行燈を取り外します。
 
つるが伸びる方向の草を刈ります。 完了です。
 
唐辛子の補いにヌカを撒きました。 こちらのエンサイにも、補いにヌカを撒きました。
 
トマトの結束です。品種がミニトマトなので、脇芽を積んでいません。 トマトの脇芽挿しです。トマトは脇芽を挿して苗を増やすことができます。
この脇芽は、既に茎から発根していますので、すぐに活着すると思われます。
 
植穴を掘って、水をあげて植え付けます。 春菊の種取りです。
 
さつまいもの植え付けです。つるの3分の2くらいを斜めに植え付け
ます。
株間30センチくらいに植え付けます。
 
足で踏み付けて、土を締め付けます。
 
草を被せて完了です。