川口由一さんの実地指導

2005年8月14日の指導の一部です。

水田最後の除草です。早稲種は7月末までに行います。晩生種は盆前までに行います。この時期以降になりますと稲は幼穂を形成し始め、水田に入ると根は再生せずに根を傷めます。 自然農の場合、この時期になりますと、草が生えて影ができるので、稲の毛根が地上に出てくるそうです。それで、根を傷めないように草丈1、2センチところで除草します。
 
先月播種した小豆の除草です。今年2月に畝を立て直したところですが、すすき等の山の草が多く生えています。3回くらい刈ると一気に弱ります。 すいかがカラスに食べられました。草に隠れてやられにくいのですが、草を被せて、カモフラージュすれば、カラスにはやられにくくなるそうです。
 
さつまいもの除草です。 さつまいもは、つるが延びて、そこに根が生えて、その根にいもを作ろうとして栄養が取られ、そのままにしておくと、元のいもが太らないので、つるを返します。
 
除草をし、つる返しします。 この場所に、にんじんの筋蒔きをします。くわ幅に除草します。
 
2、3センチ耕起し、平らにします。 鎮圧して、凸凹をなくします。乾燥を防ぐためと、覆土を均一にするためです。
 
種を播きます。このにんじんは、川口さんのお父さん代から作っているにんじんだそうです。 覆土を取るため、くわを斜めに入れます。
 
草の種がない、深いところの土を覆土にします。 種が隠れる程度に薄く覆土します。厚すぎると発芽しませんし、薄すぎると乾燥して発芽しません。
乾燥を防ぐために、鎮圧します。 最後に、草を被せます。
 
完了です。 葉ねぎの苗の植え付けです。まず、草を刈ります。
 
葉ねぎの苗は、20センチくらいになるように、葉の部分を切り落とします。 15センチ間隔くらいに紐を引いて、植え付けます。