実地指導
2014年8月10日の指導の一部です。
この日は、台風11号の直撃で開催が危ぶまれましたが、赤目では風、雨とも大したことがなく、無事開催できました。台風の中、約50名の参加者がありましたが、ご苦労さまでした。
さて、水田の最後の草刈りです。早生種では、7月いっぱい。中手種、晩生種で、8月10日くらいまで、遅くても盆までには、最後の除草の作業を終わるようにします。それを過ぎると、稲は幼穂形成の営み(茎が扁平から丸くなる)に入り、稲の根を傷めますので田んぼに入らないようにします。特に、開花交配の時期はぜったいに田んぼに入らないようにします。その後は、草刈りは行わず、広い田んぼに稲のみが育つのではなく、稲の足元に草のある状態にします。
水の管理は、早生種は9月いっぱい、中生種、晩生種は10月中旬まで。その後1カ月は、雨でたまる水だけにします。
水田における最後の草対策です。田植え後1カ月に稲は少年期から青年期 になりますが、早い目、早い目に草を刈ると元気よく育ちます。ちょっと手遅れ になると草に圧倒されます。適期適格に、少し手を貸してあげると、実りを手 にすることができます。 |
この時期になると、稲の根が横に張り出しますので、最後の草刈りは、できる だけ根を痛めないように、田んぼに足を踏み入れないように、3列を一度に 刈ります。また、草の生えているところは、稲の毛根が地上部まで出てきます ので、それまでの草の茎を残さず刈るのではなく、地上部2,3センチ上を刈る ようにします。 まず、真ん中の列を刈っています。 |
足を踏み入れずに右の列を刈ります。 |
足を踏み入れずに左の列を刈ります。このように、田んぼに足を踏み入れる 面積を少なくします。 |
こちらは、うるちの赤米です。極早生種で、例年ですと、この時期には既に 穂が出て開花交配の時期に入っていますが、。今年は遅れている模様で 草刈りを行いました。 |
3列を一度に刈ります。 |
同、水の便のいいところでは、水位を下げると、作業がしやすくなります。 | 陸稲の除草です。 |
同 | 完了 |
先月播種した小豆の手入れ(除草)です。 | 全て刈ると、小豆が倒れますので、片面を刈ることにしました。 |
完了です。 | さつまいものつるあげです。さつまいもは、つるの途中で根をさして、そこに芋 を作ろうとして、株元のいもが太らなくなるため、途中にさした根を切るため つるかえしします。 |
近辺の草も刈ります。 | とうがん、かぼちゃの手入れ。 |
先月、株周りの草を刈りましたが、全面を刈ります。 | 外に出かけたつるの先端を、内側に誘導しています。 |
同 | ミニトマトの茎の結束です。使い古しのシーツをちぎって、結束用の紐に利用 しました。 |
同 | ミニトマトの場合、わき芽摘みはしなくても構わないですが、この株は、1本 仕立てにしてみました。 |