川口由一さんの実地指導

2003年9月14日の指導の一部です。 

水稲の水を止める時期ですが、早稲の場合で9月20日、晩生の場合で9月末で水を止めます。水を止めた後は、雨が降れば、溝に少し水が溜まる程度に水の出口を調節します。また、この時期に田に入れば、根を切ってしまい、根は再生しません。根を切れば、米の肥大を阻害するので、田に入らないようにします。 キャベツの移植です。先月苗床を作って、播種したキャベツを実習畑に移植します。その後につるなしいんげんを播種しました。
ダイコンの種まきです。ひもを張って、20cmくらいの幅に除草します。 鎌で土を少し耕起します。
 
 
4cm〜5cm間隔に種を植え付けます。 草を薄めに敷いた後、乾燥を防ぐため、足で踏みます。
 
 
キャベツの植え付け。実習田で育てた苗を移植しています。実習のため、昼の12時前に移植していますが、暑い昼間に移植すると苗が傷むので、晴れていれば普通は夕方に移植します。この日は、草の中に植え付け、夕方に周りの草を刈りました。 かぶらの種まきです。軽く草を刈ったところに種を播きます。
 
 
種を播いてから、草を根元からきちんと刈ります。草はその場に敷いておきます。 被覆の草が少ないのでもう少し草を被せます。
 
最後に、乾燥を防ぐためクワの裏を使って鎮圧します。 たまねぎの種まきです。表面の土を削り取って、2cm〜3cm耕起します。その後クワの裏を使って平に鎮圧します。(でこぼこだと覆土の厚い、薄いができて発芽率が悪くなる。)
 
 
種を播きます。 草の種が混じっている表面の土ではなく、中層の土で覆土する。
 
 
覆土の後、草を被せるが、長い草であったので、10センチくらいに切って草を被せました。 最後にクワの裏を使って、乾燥を防ぐため鎮圧します。この日は明け方に雨が降り、土がかなり湿っていたので、草の上から鎮圧しましたが、通常は、覆土の後鎮圧し、最後に草を被せます。(湿った土をクワの裏で鎮圧しようとすると、クワの裏に土が付いて、うまくできない。)
 
さつまいものつる返し。さつまいもは伸びたつるから根を張り、そこにいもを作くろとします。そうすると根元のいもが肥大しないため、ときどきつる返しが必要。 生ごみの戻しかた。生ごみはこのように表面に撒くようにします。ただし、カラス等に食い散らかされる場合がありますので、気をつけてください。