川口由一さんの実地指導

2009年9月13日の指導の一部です。

手前の稲は赤米です。9月の水田の管理は、畦草刈りの作業くらいです。あと、水の管理ですが、ここ赤目では、9月末で水を止めています。その後は、雨が降れば、溝に水が溜る程度に水の出口高さを調節しておきます。 手前から、緑米、トヨサト、赤米、黒米です。
 
キャベツの移植です。まず、5〜10cmくらいの高さに草を刈ります。草を根元から刈らないのは、虫が作物に集中しないようにするのと、乾燥を防ぐためです。 草刈り完了
 
苗を掘り出します。この苗は、7月25日の臨時集合日に播種したもので、大きくなりすぎています。通常はもう少し早い目に移植するようにします、 紐を引っ張ります。
 
紐に沿って、株間40cmに鋸鎌を使って植え穴を掘ります。 植え穴に水を撒いて湿らせます。
 
キャベツの苗を植え付けます。 指先を土に突っ込んで、周りの土を寄せてくるようにして、植え付けます。
 
草を寄せて、完了です。
 
最後に、株元から10から15cm離れた所に、軽く一握りのぬか、油粕半々の補いをしました。 とうもろこしの後に、大根のバラ播きをします。
 
とうもろこしを刈ります。 大根の種は、川口さんが昔から作ってられる和歌山大根です。殻が付いたままでも発芽するので、一部殻が付いたまま種を播きます。
 
種をバラ播きします。 その後、草を刈って種を落ちつかせます。
 
最後に、ぬか、油粕半々の補いをします。 ほうれん草の筋播きです。まず、紐を引っ張ります。
 
紐に沿って、くわ幅に草を刈ります。
 
草の種の混じった表面の土を削り取ります。 2,3cm耕起します。
 
平らに鎮圧します。 ほうれん草の種を播きます。
 
覆土を取るために、サイドにくわの刃を入れます。 草の種の混じっていない、中の方の土を覆土にします。
 
種の厚さ程度に覆土します。
 
乾燥を防ぐために鎮圧します。 草を被せて完了です。この右側にも、同様の方法で、菊菜の筋播きをしました。
 
ニンジンの後に、大根の筋播き(線播き)です。まず、草を5〜10cmの高さに刈ります。 草刈り完了です。次に紐を引っ張ります。
 
紐に沿って、倒した草を切って土を見せます。
 
くわを斜めにして、V字型に溝を掘ります。
 
鎮圧します。 種を3〜5cm間隔に播きます。
 
くわを使って、覆土します。
 
鎮圧します。 草を寄せて完了です。
 
大根の筋播き(線播き)その2 紐に沿って、鋸鎌で倒れた草を切って 鋸鎌で土をほぐします。
 
3〜5cm間隔に種を1cm位の深さに埋め込みます。 草を寄せて完了です。
 
こちらは、ハクサイの点播です。株間40cmくらいに5粒くらいの種を播きます。このときは、種が少なかったので、1箇所3粒の種を播きました。このあと、覆土して、草を被せて完了です。 こちらは、玉ねぎの苗床です。方法は、お米の苗代作りと同じです。
 
播く時期が遅くなって、早く発芽させたい場合などは、水をまきます。 この日は、ブロッコリーの苗床も作りました。手前、たまねぎ、奥、ブロッコリー。
 
1か月前に播いたつるありいんげんの支柱立てです。 まず、杭を立てます。
 
しの竹(笹)が細くて、1本では弱いので、3本にまとめて使っています。
 
つるがだいぶ伸びているので、右回りに誘導してやります。