川口由一さんの実地指導

2010年9月12日の指導の一部です。

この時期の稲は、開花交配から結実の営みに移り、特に作業はありません。8月初めに最後の除草をし、あとはまかせています。それが今の姿です。広い田んぼに、お米だけが生えているのではなく、その足元にいろんな草が生え、小動物がいて、たくさんの命が別なく一体の営みをしています。 水田の水管理ですが、中手種、晩生種は、10月10日前後まで、早生種では、9月いっぱいまで水を入れておき、その後、水を切り上げます。
 
ニガウリの種取りです。赤い粒の中に種があります。 ごまの収穫です。十分乾燥させて、大部分の殻が割れ始めたころ、棒でたたいて種子を落とします。
 
ごぼうの種取りです。 ニンジンの筋まきです。紐を引っ張って、くわ幅に草を刈ります。
 
草の種の混じった表面の土、草の茎等を削り取ります。
 
2,3センチ耕起し、その後鎮圧します。 ニンジンの種を播きます。
 
覆土用の土を用意するために、くわの刃をサイドに入れます。 草の種の混じっていない、下の方の土を覆土にします。
 
種が見えなくなる程度に、薄く覆土します。 乾燥を防ぐためにくわの裏を使って鎮圧します。
 
草を被せて完了です。 玉ねぎの苗床作りです。まず草を刈ります。
 
草刈り完了。 草の種の混じった表面の土、草の茎等を削り取ります。
 
2,3センチ耕起します。 土を細かく砕きます。
 
土を平らに均します。 くわの裏面を使って、鎮圧し、凸凹をなくします。
 
玉ねぎの種を播きます。 覆土用の土を用意します。草の種の混じった表面の土を避けて下の方の土を覆土にします。
 
玉ねぎの種が、見えなくなる程度に覆土します。
 
乾燥を防ぐためにくわの裏面を使って鎮圧します。 最後に、草を被せます。
 
完了です。 キャベツ、ブロッコリーの苗の植え付けです。
 
株間45〜50センチくらいに、鋸鎌を使って、植え穴を掘ります。 植え穴に、水を注ぎます。
 
キャベツ苗です。 周りの土を寄せるようにして植え付けます。
 
周りの草を寄せて完了です。 右側はキャベツ。左側はブロッコリーの植え付けです。
 
菊菜の種播きです。くわ幅2つ分、40cm幅くらいに種を播きます。まず40cm幅くらいに草を刈ります。 草刈り完了。
 
表面の土を削り取ります。 2,3センチ耕起します。
 
宿根草の草の根があれば、取り除きます。 平らに均します。
 
菊菜の種を播きます。(鎮圧が省略されています。) 軍手で表面の土を均して、菊菜の種に土が被さるようにします。
 
固まった土があれば、小さく砕いて、種に被さるようにします。(覆土の仕方が簡略化されています。) 乾燥を防ぐため、くわの裏面を使って鎮圧します。
 
鎮圧完了。 最後に草を被せます。
 
完了。 ダイコンの線播きです。紐を引っ張って鋸鎌で草を刈り、鎌で線状に土をほぐします。
 
ダイコンの種を4cm間隔くらいに播き、1cmくらいの深さに埋め込みます。
 
草を寄せます。 完了です。今回は鋸鎌を使った、線播きでしたが、他に筋播き、くわをV字型に使った線播き等がありますので、過去の実地指導をご覧ください。
 
白菜の点播です。40cm間隔くらい土をほぐし、草の茎、根を取り除きます。 白菜の種、5粒播きます。
 
草を被せてます。 完了です。
 
サニーレタスのばら播きです。写真を取り損ねましたが、草の上から、サニーレタスの種を播き終わっています。その後、草を刈って、種を落ち着かせています。 l草の茎を残さないように、丁寧に草を刈ります。これで、完了です。